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ユナイテッドの売却はお預けになる可能性も? グレイザー家の声明から8カ月経過も大きな進展なし

超ワールドサッカー / 2023年7月20日 20時9分

写真:Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドの売却交渉は大きな進展もないまま8カ月が経過した。

ユナイテッドを保有するグレイザー・ファミリー。欧州随一の名門クラブに暗黒時代を招き、全世界に散らばるユナイテッドファンのほぼ全員が退陣を願っていると言っても過言ではないほど悪名高いオーナーグループだ。

そんなグレイザー・ファミリーがユナイテッド売却の意向を表明したのは、カタール・ワールドカップ(W杯)が開催されていた昨年11月。20日で声明から240日が経過したが、2023-24シーズンの開幕が近づいてもなお、売却は成立していない。

買収を目指すのは、カタール元首相の息子であり、カタール・イスラム銀行(QIB)のシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ会長、そしてマンチェスター出身のイギリスNo.1富豪であり、化学会社『INEOS』の会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるジム・ラトクリフ氏だ。

両者はこの8カ月の間にグレイザー・ファミリーとの協議を進め、ここ1〜2カ月ほどはシェイク・ジャシム氏がラトクリフ氏をリードしているとも報じられる。しかし、イギリス『ミラー』によると、合意の道筋は見えていないという。

シェイク・ジャシム氏もラトクリフ氏もユナイテッドを買収する準備は整っているようだが、グレイザー・ファミリー側がどちらに「優先入札者」の地位を与えるかを未だに決めかねているとのこと。取引相手を一本化していないことが売却プロセスの停滞を招いているのは明らかだ。

では、グレイザー・ファミリーはなぜ迷っているのか。

『ミラー』はいくつかの見方ができると前置きしつつ、グレイザー・ファミリーによる昨年11月の声明に注目。「何らかの取引が完了するという保証はありません」という部分からは「どうしても売却したいわけではない」という意図が透けて見える。

すなわち、最終的に「売却しない」という結論を出す可能性も排除できないということ。アブラム・グレイザー氏、ジョエル・グレイザー氏を筆頭とした家族経営のメンバーが全員留任することもあり得る格好だ。

シェイク・ジャシム氏、ラトクリフ氏はグレイザー・ファミリーと交渉するにあたって厳しい守秘義務契約を結んだと言われており、この三者以外に進捗を逐一知り得る者はおらず。日を追うごとにユナイテッドファンの不安が増すばかりだ。

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