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「もうここにはいない」クロップ監督が、サウジアラビア移籍のヘンダーソンを語る「我々が邪魔をする必要はなかった」

超ワールドサッカー / 2023年7月30日 13時30分

写真:Getty Images

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、アル・イテファクへと移籍したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンを惜しんだ。イギリス『BBC』が伝えた。

リバプールのキャプテンとしてプレーし、12シーズンにわたって在籍したヘンダーソン。チームを支えていた中、突如としてサウジアラビアからのオファーが舞い込んだ。

元リバプールのスティーブン・ジェラード監督が就任したアル・イテファクが獲得に名乗り出すと、チームのプレシーズンには帯同していたものの、27日にアル・イテファクへの移籍が決定した。

プレシーズンツアーでシンガポールを訪れているリバプール。クロップ監督は、ヘンダーソンの移籍について言及し、残念なことだが移籍を阻むつもりはなかったとした。

「もし彼が去りたいと思うのであれば、我々が石を投げたり邪魔をしたりする必要はない」

「ヘンドは状況を正確に理解していた。我々が彼を引き留めておきたかったということだ。それは敬意に満ちており、そのような状況で、必要なものが全て詰まっていた」

ジェラード監督の後を継いでリバプールのキャプテンとなったヘンダーソン。チャンピオンズリーグ(CL)や30年ぶりとなったプレミアリーグ優勝など、多くのタイトル獲得に貢献した。

クロップ監督は、説得することはせず、状況に任せたとコメント。寂しい思いはあるものの、前を向く必要があるとした。

「私が彼を説得するのではなく、起こっていることに私が反応することだった。それがあの瞬間の私の役割だった」

「彼はもうここにはいない。彼は我々がいなくて寂しいだろうし、我々は彼を恋しく思うだろう。ただ、我々は前進しなければいけないし、それは明白だ。それが全てだ」

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