ローマが“バスクの貴公子”の息子を獲得！ レアル・マドリーからの加入

写真：Getty Images

ローマは7月31日、レアル・マドリーからスペイン人MFフレン・ホン・ゲレーロ(19)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。

なお、同選手はファーストチームではなく、ローマのプリマヴェーラ(U-19チーム)でプレーすることになる。

ゲレーロの父親は現役時代に“バスクの貴公子”の愛称で知られ、アスレティック・ビルバオのレジェンド中のレジェンドである元スペイン代表MFフレン・ゲレーロ氏(49)。同氏はアスレティック一筋のキャリアを築き、スペイン代表でも通算43試合に出場し、世代で最も偉大な攻撃的MFの一人として称賛されたエレガントなプレーヤーだった。

現在はU-17スペイン代表を指揮する偉大な父を持つゲレーロは、マラガのカンテラでキャリアをスタート。その後、家族と共にマドリードに移住したことで、2018年にレアル・マドリーのカンテラへ加入。以降は年代別チームの主力を担い、今年1月にはSDアモレビエタへ半年間のレンタル移籍。自身初のシニアレベルでのプレーとなった同クラブでは公式戦18試合4ゴールの数字を残した。

父親と同じ攻撃的MFを主戦場とするが、利き足は左利きで痩身ながら187cmの恵まれた体躯を誇る。父親譲りの創造性、攻撃センスを生かしたラストパス、展開力を最大の特長としながらも、アモレビエタではセンターフォワードでもプレーしており、得点感覚や前線でのポストワークにも磨きをかける万能型のアタッカーだ。

【写真】“バスクの貴公子”の息子がローマ加入