南アフリカに苦戦も前回準優勝オランダが効果的に得点重ねベスト8進出! スペインとベスト4を懸けて対戦【2023女子W杯】
超ワールドサッカー / 2023年8月6日 13時0分
6日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のラウンド16、オランダ女子代表vs南アフリカ女子代表がオーストラリアのシドニー・フットボール・スタジアム(シドニー)で行われ、2-0でオランダが勝利を収めた。
5日に、スペイン女子代表となでしこジャパンがベスト8入りを決めている中、ラウンド16の2日目。アメリカ、ポルトガル、ベトナムと同居したグループEで2勝1分けで首位通過を果たしたオランダと、スウェーデン、イタリア、アルゼンチンと同居したグループGで1勝1分け1敗の2位で通過した南アフリカの一戦となった。
前回大会のファイナリストであるオランダは、初戦で負傷したリネト・ベーレンスタインが復帰。今大会4ゴールのリーケ・マルテンスもスタメンに名を連ねた。一方で、初めてノックアウトステージに進出した南アフリカも出場停止だったコロサ・ビヤナがスタメンに戻ってきた。1トップはエースのテンビ・クゲトラナが務める。
山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審の日本人セットが3試合目の担当に。キックオフがやり直しになるというスタートとなった。
ファーストシュートは南アフリカ。6分、自陣からのカウンター。バイタルエリアでパスを受けたクゲトラナが持ち出してシュートを放つが、力無くGKダフネ・ファン・ドムセラールがセーブする。
すると8分、今度はオランダがチャンス。ボックス左でパスを受けると、エスメ・ブルフツがファーサイドのコーナーを狙うと、枠に飛ぶがGKケイリン・スワートがセーブ。それでも9分、これで得た右CKからのクロスをニアサイドに低いボールを入れると、マルテンスがヘッド。DFがブロックしたが、浮き球をジル・ルートが押し込み、オランダが先制する。なお、ジル・ルードは今大会4ゴール目となった。
幸先よく先制したオランダ。南アフリカはそれでもカウンターから反撃。12分には、ジャーメイン・セオポセンウェのスルーパスに抜け出したクゲトラナがボックス内で1つかわしてシュートもゴールとはならない。
28分にもオランダがチャンス。ダニエレ・ファン・デ・ドンクがスローインの流れから、ターンをしてボックス内に侵入しそのままシュート。しかしGKスワートがセーブする。
南アフリカは30分に選手交代。アクシデントで足を痛めていたセオポセンウェは、その後プレーを続けていたがここで交代。ウェンディ・ショングエが投入された。
すると南アフリカは35分にチャンス。ボールダッシュからのカウンター。左サイドのスペースでパスを受けたクゲトラナがボックス内にカットインし右足一閃。しかし、GKがしっかりとセーブする。
さらに南アフリカにアクシデント。39分、ブルフツの突破を止めようとしたバンバナーニ・ムバネ・ムバネが右足首を捻ってしまい悶絶。そのままストレッチャーに乗せられて退場。前半のうちに2度の交代回数を負傷で使うこととなってしまった。
それでも南アフリカはくじけない。45分、ショートカウンターからスルーパスに完全に抜け出したクゲトラナがボックス内左からシュート。GKとの一対一となったが、GKファン・ドムセラールがセーブ。こぼれ球を拾われクゲトラナがまたしてもシュートを打とうとするが、GKファン・ドムセラールがしっかりと抑える。
南アフリカは前半アディショナルタイムにもチャンス。FKからのクロスをGKがキャッチしそこからカウンター。ボールを繋いで最後は、ボックス内左からクゲトラナがシュートも、またしてもGKファン・ドムセラールが立ちはだかる。
54分、右サイドを仕掛けるとベーレンスタインがボックス内右からスルーパス。これをフィクトリア・ペロファが相手をかわして折り返すと、マルテンスがボックス中央でパスを受けて反転シュートをねじ込む。しかし、VARチェックの結果、ペロファがオフサイドポジションに。山下主審も英語でオフサイドがあったことを場内に伝えると、スタンドのファンはゴール取り消しに大きな盛り上がりを見せた。
中盤での攻防が続く中、意外な形でスコアが動く。68分、オランダは自陣からのカウンター。マルテンスからのスルーパスを受けたベーレンスタインがボックス手前左から左足シュート。GKスワートがキャッチにいくが、回転がかかったボールをファンブル。そのままゴールラインを越え、オランダが貴重な追加点を奪う。
79分には完全に抜け出したベーレンスタインがGKまでかわしてネットを揺らすが、これはオフサイド。オランダは更なる追加点とはならない。
オランダは終盤にかけて選手を交代し時間を使っていくことに。南アフリカもなんとか攻め込むと、後半アディショナルタイムにはクゲトラナが持ち込みシュートも再びセーブ。オランダの前にゴールを奪えず、オランダが2-0で勝利を収めた。
なお、勝利したオランダは前回大会に続いてベスト8に進出。準々決勝では、優勝候補の一角であるスペイン女子代表と対戦することとなる。
オランダ女子代表 2-0 南アフリカ女子代表
【オランダ】
ジル・ルート(前9)
リネト・ベーレンスタイン(後23)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
川崎Fがペース握った中、C大阪がヴィトール・ブエノの技ありゴールで追いつき痛み分け【明治安田J1第23節】
超ワールドサッカー / 2024年7月14日 21時12分
-
最強の“ホコタテ”対決は“タテ”の神戸が大迫勇也、広瀬陸斗、山口蛍と効果的にゴール重ね広島に快勝!暫定2位に浮上【明治安田J1第22節】
超ワールドサッカー / 2024年7月5日 20時59分
-
猛攻スペイン、ドイツが待つ準々決勝へ!! 初出場ジョージアは先制点奪取の健闘も16強敗退
ゲキサカ / 2024年7月1日 6時2分
-
井原采配的中で後半4ゴールの柏が鳥栖に逆転勝利で7戦ぶり白星!【明治安田J1第21節】
超ワールドサッカー / 2024年6月30日 21時31分
-
開催国ドイツがハバーツ&ムシアラの2発で準々決勝進出! デンマークはシュマイケルが好セーブ連発も及ばず
ゲキサカ / 2024年6月30日 6時21分
ランキング
-
1東京五輪での不正を否定「ドローン映像は見ていない」 スパイ行為で揺れるカナダ元GK「勘違いしないで」
THE ANSWER / 2024年7月26日 22時35分
-
2柔道・永山竜樹が敗戦判定に憮然 握手拒否で畳を降りず、3分後に礼「『待て』って聞こえた」 ブーイングで会場騒然
THE ANSWER / 2024年7月27日 19時51分
-
3バレー日本戦で珍事 コート上の五輪マークが次々剥がれ…五輪→四輪→2.5輪「面白すぎる」ネット騒然
THE ANSWER / 2024年7月27日 18時8分
-
4男子バレー日本は黒星発進 フルセット激闘で格下ドイツに苦杯、52年ぶりメダルへ厳しい船出
THE ANSWER / 2024年7月27日 18時23分
-
5パリ五輪金メダル第1号は中国ペア 射撃混合エアライフル
スポニチアネックス / 2024年7月27日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください