【日本代表プレビュー】ドイツに快勝した日本、更なるレベルアップに向け経験を積み結果を/vsトルコ代表
超ワールドサッカー / 2023年9月12日 12時50分
12日、キリンチャレンジカップ2023のトルコ代表戦がセゲカ・アレーナで行われる。
森保一監督の第二次政権となった日本にとっては、初の国外での試合に。9日に行われたドイツ代表戦では、伊東純也、上田綺世、浅野拓磨、田中碧のゴールで4-1と快勝を収めた。
調子の上がらないドイツが相手ではあったが、これまでの日本代表とは違う戦いを見せ、チームとしての積み上げをしっかりと結果で見せることに。敗れたドイツは3連敗となり、ハンジ・フリック監督は解任されることとなった。
中2日での強行試合は、ベルギーに移動しての戦いに。トルコ相手にもしっかりと戦えるところを見せていきたい。
◆約21年ぶりの再会
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/japan20230912_tw1.jpg)
ドイツに快勝した日本。トルコとの対戦は、2002年の日韓ワールドカップ以来、21年ぶり3度目。ラウンド16に初めて進出した日本だったが、トルコの前に敗戦。同大会でトルコは3位と躍進を果たしていた。
森保一監督は「ドイツ戦で勝てたことは本当に選手たちが素晴らしい試合をしてくれたが、誰も満足していない」と前日会見でコメント。ドイツ戦で自信を得ることは良いが、目標としている「W杯優勝」に向けてはまだまだ成長する必要があるとした。
確かに、ドイツに勝ったからといって、トルコに勝てる保証などない。そして、こういった戦いで常に勝てるようになっていくためには、まだまだ足りないことも事実。「満足であったり、慢心があった時点で成長が止まる。常にレベルアップすることを考えながらやっていきたい」と語るように、“勝って兜の緒を締めよ”の精神。選手たちの意識も満足感はないという。
内容ももちろんだが、チームとしてのレベルアップも必要な状況。森保監督は「我々の戦うコンセプトの共有という意味でも考えて試合に臨みたい」と語り、選手の大幅な入れ替えを口にした。チーム内でどれだけ戦術が浸透しているのかも見どころだ。
◆ユーロ予選は現在2位
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/japan20230912_tw2.jpg)
対するトルコはユーロ2024予選の最中、日本との親善試合に臨む。前述の通り、21年ぶりの再会となるだけに、両チームとも全く違うチームと言って良い。
ここまでのユーロ予選では5試合を戦い、3勝1分け1敗という状況。国際舞台では2008年のユーロでベスト4に入ったが、そこからはW杯には出場できていない状況だ。
チームを率いるのは、東京オリンピックにドイツ代表を率いて出場したシュテファン・クンツ監督が指揮。[4-3-3]のシステムをベースに、[4-1-4-1]、[4-2-3-1]を使い分けている。
メンバーもMFハカン・チャルハノール(インテル)、MFサリフ・エズジャン(ドルトムント)、FWジェンギズ・ウンデル(フェネルバフチェ)などテクニックのある選手が揃い、高さとパワーも持っている。ドイツとは違う戦いを見せるだけに、注目が集まる。
◆予想スタメン[4-2-3-1]
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/japan20230912_tw3.jpg)
GK:シュミット・ダニエル
DF:橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹、森下龍矢
MF:遠藤航、田中碧
MF:久保建英、堂安律、中村敬斗
FW:古橋亨梧
監督:森保一
大幅な選手の入れ替えを示唆していた森保監督。戦術の浸透と、選手の幅を広げるという点で、9名を入れ替えると予想する。
GKはシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と予想。ドイツ戦で起用されたGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)以外の2人が起用されることになると思うが、シュミットを起用しておきたいところだろう。チーム内でのポジションを失うことになり、この先に移籍の可能性もある中で、移籍先に浮上しているトルコとの試合で高いパフォーマンスを見せたい。
最終ラインはDF板倉滉(ボルシアMG)が継続して先発。右サイドバックにはDF橋岡大樹(シント=トロイデン)、CBにはDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、左サイドバックはDF森下龍矢(名古屋グランパス)と予想する。フレッシュな顔ぶれとなることが予想されるため、板倉の統率力にも期待がかかる。
ボランチはMF遠藤航(リバプール)が継続して先発し、相棒はMF田中碧(デュッセルドルフ)と予想する。ドイツ戦は途中出場で最後にゴールを記録。久々の代表復帰で、その価値を見せていきたいところだ。
2列目は左にMF久保建英(レアル・ソシエダ)、中央にMF堂安律(フライブルク)、左にMF中村敬斗(スタッド・ランス)と並ぶと予想する。久保はドイツ戦途中出場となったが、2アシストを記録。守備意識の高さを見せた中、トルコ戦ではゴールに期待したい。堂安は出番なく迎えることとなり、燃えているはずだ。中村も6月に日本代表初ゴールを記録しており、左サイドでのポジション争いでしっかりとアピールしたいところだ。
1トップはFW上田綺世(フェイエノールト)がケガで離脱した中、FW古橋亨梧(セルティック)が先発すると予想する。今シーズンもスコティッシュ・プレミアシップで4試合3ゴールを記録しており、代表でもゴールという結果を残したいところだ。
試合は12日(火)の21時20分にキックオフを迎える。日本テレビ、Tverで全国生中継される。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本代表OB指摘「連係が機能しない可能性もあった」 “苦渋の選択”は「結果的に正解」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月30日 7時1分
-
前橋育英が「第1回神栖ワールドユースフットボール」でマドリード選抜に3-0快勝。3バック挑戦、新戦力のDF鈴木陽らも奮闘
ゲキサカ / 2024年7月14日 20時37分
-
ドイツ国内における伊藤洋輝の評価とは? 盟主バイエルンでの活躍を疑問視する声が少ない理由
REAL SPORTS / 2024年7月11日 2時23分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
-
慢心なく積み重ねた粘り強さと一体感で怒涛の8連勝!大津は東福岡との激闘を制してプレミア前半戦を堂々首位ターン!
ゲキサカ / 2024年7月8日 12時52分
ランキング
-
1天心も驚いた「僕とは正反対」五輪スケボー連覇・堀米雄斗の裏の顔「選ばれし人間なんだろう」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 11時31分
-
2バスケ日本を襲った疑惑判定、本場・米老舗誌も「非常に疑わしい笛」指摘 八村退場も「開催国に有利」
THE ANSWER / 2024年7月31日 9時33分
-
3阿部詩、号泣敗退を謝罪も...兄・一二三「情けなくなんかない」 SNSでも励ましの言葉が相次ぐ
J-CASTニュース / 2024年7月31日 16時51分
-
4「超かわいそう」ラケット折られた影響大 2回戦で散った卓球世界1位にネット「気の毒すぎる」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 18時8分
-
5サッカー男子が3戦全勝で首位通過、決勝トーナメント進出にSNS大喜び…次戦相手に「スペインか」「東京大会のリベンジだ」
読売新聞 / 2024年7月31日 9時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)