8月の優秀監督が決定! 鹿島・岩政大樹監督、清水・秋葉忠宏監督、福島・依田光正監督がそれぞれ初受賞
超ワールドサッカー / 2023年9月12日 18時5分
Jリーグは12日、8月度の月間優秀監督賞を発表した。
明治安田生命J1リーグは鹿島アントラーズの岩政大樹監督、明治安田生命J2リーグは清水エスパルスの秋葉忠宏監督、明治安田生命J3リーグは福島ユナイテッドFCの依田光正監督が受賞した。3名とも初受賞となる。
なお、受賞監督には記念品として、オリジナルラペルピンが贈られる。
岩政監督率いる鹿島は8月の4試合で3勝1敗。ホームでの3試合は全て勝利し、サポーターに勝利を届けた。Jリーグ選考委員会による総評と岩政監督のコメントは以下の通り。
◆Jリーグ選考委員会による総評
反町康治委員
「選手が躍動感を持って生き生きとプレーできている。鈴木選手を中心に、選手のポテンシャルを生かす采配。試合を重ねていく中で選手の良さを生かすかたちにチームを作り変えて来た」
北條聡委員
「鹿島を見事"常勝"気流へ。結果(最多3勝)はもとより、内容も充実。強力2トップに神出鬼没のMF陣が絡む攻撃は変幻自在。ハイプレスとブロックを巧みに使い分ける守備組織も強固だった」
ワッキー特任委員
「4-4-2の堅いサッカーが基本だが、CBの関川選手はボールをつなぐ、持ち上がるという現代的なプレーも見せている。さらに藤井選手のジョーカー起用も成功している。唯一の敗戦となった名古屋戦も内容が素晴らしく、引き分けまたは勝ちになっていても不思議ではない試合だった」
◆岩政大樹監督(鹿島アントラーズ)
「シーズンのスタートを苦しんだ中で、このような賞をいただけることになり、非常に嬉しいです。8月はホームの試合が多く、一つひとつの試合を勝ち切ったことがこのような賞につながったと思いますし、選手たちが徐々に新しい鹿島アントラーズの姿をピッチで見せ始めてくれているのも、すべてサポーターの皆さん、選手たち、スタッフのおかげだと感じています」
「自分にできることは、選手たちのため、サポーターのため、クラブのため、アントラーズが復活するために日々努力していくことだと思っています。この賞はその心強い後押しになりますし、皆さんと一緒に、これからも戦っていきたいと思います」
秋葉監督率いる清水は、8月の4試合で3勝1分けの成績。昇格争いをするチームは、7月から1度も負けていない状況だ。Jリーグ選考委員会による総評と秋葉監督のコメントは以下の通り。
◆Jリーグ選考委員会による総評
反町康治委員
「タレント集団をまとめ上げ徐々に本来の力を発揮できるようになった手腕を評価」
佐藤寿人委員
「情熱あるリーダーでインタビュー等でも発信力がある。首位町田に勝ち切ったことでJ2リーグ全体を盛り上げてくれた」
寺嶋朋也委員
「8月無敗かつ首位・町田を相手に2点ビハインドから逆転の逆転勝利というエモーショナルな試合も見せてくれた」
平畠啓史特任委員
「今月の4戦負けなしも含め現在10戦負けなし。常にエキサイティングなゲームを披露し、スタジアムに熱狂を生み出している。This is Footballです」
◆秋葉忠宏監督(清水エスパルス)
「この度は、2023明治安田生命J2リーグ8月度の優秀監督賞に選出いただき、大変光栄に思います。現状に満足せず、残りのシーズンで更にエスパルスが飛躍して来月、再来月とまた優秀監督賞に選出していただけるよう邁進して参ります。引き続きエスパルスファミリーで一丸となって、共に力を合わせてJ1昇格に向けて突き進んでいきます!」
依田監督率いる福島は、8月は4試合を戦い3勝1分けの成績を収めた。7月途中に監督に就任したばかりだが、チームは浮上し中位にまで上がってきている。Jリーグ選考委員会による総評と依田監督のコメントは以下の通り。
◆Jリーグ選考委員会による総評
反町康治委員
「監督が代わってからの勝負強さは称賛に値する。監督が代わって劇的に変わることは海外も含めてあまりないが、中位まで順位をメキメキあげて残留争いから抜け出した」
坪井慶介委員
「監督交代後から負けが無い状態を継続しているチームマネジメント力。チームの最終ラインの上げ下げを細かく機敏に行い守備時のコンパクトさからくる失点の少なさが良い点。目に見えない細部にまでこだわっているからこそ結果を出しているのだと思う」
◆依田光正監督(福島ユナイテッドFC)
「8月度の月間優秀監督賞に選出いただいたことを大変光栄に思います。今回の受賞は、チームの勝利のためにピッチで結果を出してくれた選手たち、チームスタッフやフロントスタッフが尽力してくれたこと、さらには、応援していただいているファン、サポーター、スポンサー企業のみなさまやボランティアスタッフなど、クラブに関わる全てのみなさまの支えのおかげだと思っております。誠にありがとうございます」
「今後も、目の前の一戦に全力を尽くし、クラブ一丸となって勝利を目指してまいります。引き続き、福島ユナイテッドFCへの応援をよろしくお願いします」
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