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福岡と鹿島、勝ち点分ける…互いに決め手欠く【明治安田J1第29節】

超ワールドサッカー / 2023年9月30日 16時59分

明治安田生命J1リーグ第29節の1試合が30日にベスト電器スタジアムで行われ、アビスパ福岡vs鹿島アントラーズは0-0の引き分けに終わった。

8位の福岡と5位の鹿島による球際の激しさを信条とする両者の一戦。福岡は奈良らが先発復帰した一方で、鹿島は出場停止明けのディエゴ・ピトゥカらがスタートから出場した。

我慢の時間が交互する入りとなるなか、次第に鹿島ボールで進み始めた試合だが、福岡はしっかりと自陣にブロックを固め、最後のところをやらせず。その福岡はボールを奪い切れば、後ろで落ち着かせながら、ここぞとばかりの縦パスで一気にゴールを目指す。

そうした攻防が半ばを過ぎても続くが、互いに大きなチャンスを作れず。そのなかで、鹿島の攻撃を封じ込め、自分たちの流れに持っていった福岡は34分に相手最終ラインから山岸がボールを奪ってカウンターに持ち込んだが、紺野に決定機をモノにできない。

徐々に福岡に押し返され始めたものの、総じてボールを持つ鹿島は幾度かのフィニッシュシーンを作っても相手DFのブロックにことごとく阻まれ、なかなか攻め手を見いだせず。ディエゴ・ピトゥカが強引に左足ミドルを放っていったりと突破口を探る時間が続く。

後半も一進一退の展開になるなか、前半と同じく互いに惜しいところまでいくものの、なかなかゴールを割れず。山岸と鈴木の両軍エースにもフィニッシュチャンスがあるものの、もうひと押しが足りなかったりと重たい流れが続く。

鹿島が後半から垣田、須貝、仲間といった交代カードで打開を図るなか、ハーフタイム明けの田代投入に続いて、小田とウェリントンを送り出した福岡は69分に ボックス中央の平塚が落ち着いた切り返しから左足でゴールを狙っていくが、ここも相手DFに阻まれる。

続く70分にも右CKからウェリントンが惜しいヘッドの福岡だが、鹿島も最後の交代で昌子と名古を送り出した直後に決定機。左CKからのクロスを鈴木が頭で折り返すと、フリーの昌子がヘッドで合わせていったが、惜しくもクロスバーの上に外れてしまう。

結局、最後まで互いに決め手を欠き、勝敗つかず。クラブ史最高の8位より上を目指す福岡だが、3連勝がストップ。前節の黒星払っしょくを狙った鹿島も2試合勝ちなしのドローとなっている。

アビスパ福岡 0-0 鹿島アントラーズ

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