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遠藤航のバナーを巡る事件が混沌…没収されるもリバプールが誤解と謝罪、しかしファンは別の結末を報告「クラブは掲揚する許可を取り消した」

超ワールドサッカー / 2023年10月31日 23時24分

写真:Getty Images

リバプールでは日本代表MF遠藤航を巡る問題が発生。クラブの誤解が原因だったようだ。

今夏シュツットガルトから完全移籍でリバプールに加入した遠藤。プレミアリーグでは控えの立ち位置だが、ヨーロッパリーグ(EL)では加入後初ゴールを記録。ここまで公式戦10試合で1ゴール1アシストを記録している。

29日に行われたプレミアリーグ第10節のノッティンガム・フォレスト戦では3試合ぶりにプレミアリーグで出場。10分という短い時間だったが、相手のカウンターに冷静に対応するなど、守備では良いプレーも見せていた。

ただ、このフォレスト戦で1つの問題が発生。リバプールのファンである「Handmade Banners」が、遠藤に向けたバナーが没収されたことをX(旧ツイッター)で報告。「ENDO」の「O」が日の丸になっているものだったが、没収されたことへの不満を述べた。

「私の遠藤航のバナーは、ターンスタイルSに向かう途中でポール・ハドソン氏とリバプールのスチュワードであるテリーによって没収された」

「述べられた根拠は、FAが全てのスタジアムでの『国家主義的な旗』の全面禁止を出したことだった」

また、「Handmade Banners」はその他の国旗が入ったバナーが掲載されていることを伝え、日本国旗の何が問題あるのかと訴えていたが、リバプール専門メディアの『This Is Anfield』によれば、これは完全な誤解から生まれた悲劇だったという。

今回の事件の発端となったのはガザで行われているイスラエルとパレスチナの紛争を受けての声明。プレミアリーグは、サポーターがイスラエルやパレスチナの国旗を掲げないように求めていたという。

クラブの方針には「アンフィールドの長年にわたる旗に関する方針に加え、安全とセキュリティの専門家との協議の結果、当面はサッカーの試合でイスラエルとパレスチナの国旗を掲揚することを許可すべきではないと決定された。同じアプローチは、親イスラエルまたは親パレスチナとして特定される、または現在の危機に関連すると特定される他のディスプレイ、バナー、衣類、スカーフにも適用される」とされている。

日本国旗はこれには該当しない上に、多くのファンはこの通告を無視してパレスチナの国旗が多数掲げられていたとのこと。禁止されているものが掲げられ、禁じられていないものが没収されるという不可解なことが起きてしまった。

クラブはこれを許可するという報道もある一方で、「Handmade Banners」は最新情報としてXを更新。クラブからバナーを掲揚する許可を取り消されたことを報告している。

「クラブが私に謝罪したという報道を見たかもしれないが、そうではない。彼らは述べられた理由についてのみ謝罪した。彼らは、私がバナーをメインスタンドに掲揚するという許可を取り消した」

「私のバナーは過去7年間、U4とU5の間の同じ場所に掲げられてきた。これに応じ、私はクラブのための全ての作品を、L1とタイのクラブショップから削除するように要求した」

「素晴らしいプロセスだよ!」

「この2週間取り組んできたリバプール×エクスペディアのプロジェクトも重い気持ちで終了した。そして、そのプロダクションで私のバナーを使用する許可を取り下げた」

この主張を見ればクラブの対応が混迷を極めていることが感じられるが、1人の熱心なサポーターを無碍にしてしまったことがどうなるのか注目だ。

【写真】リバプールが掲揚を拒否し没収した遠藤航のバナー


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