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エリトリア代表が北中米W杯アフリカ予選を辞退へ…終身兵役もある中で選手の亡命を危惧か

超ワールドサッカー / 2023年11月14日 16時10分

写真:Getty Images

2026年の北中米ワールドカップ(W杯)の予選を戦う予定のエリトリア代表だが、予選を辞退することになったという。

11月からはじまる北中米W杯のアフリカ予選。しかし10日、国際サッカー連盟(FIFA)とアフリカサッカー連盟(CAF)は「エリトリアの全試合がキャンセルされた」と共同声明を発表した。

エリトリアサッカー連盟(ENFF)は発表していないが、イギリス『ガーディアン』は、ENFFに近い関係者の話として、選手たちが亡命を申請する可能性があるという懸念があったと伝えた。

エリトリアの選手たちは3カ月かけてアフリカ予選の最初の2試合の準備をしていたとのこと。ただ、海外に遠征した際に亡命する可能性があるという。エリトリアでは終身兵役を多くの選手に対して課しており、それから逃れたい選手が多いという。

ある関係者は「悲痛なこと」と語り、「彼らはエリトリアのサッカーを殺している。選手が説明を求めるのは簡単ではない。抗議活動を行ったとして、刑務所に送られる可能性がある。ただ待ち、彼らが何を決定するかを見ることができる」と語っているという。

エリトリアは2020年1月のスーダン代表との国際親善試合以降、試合を行っていない。公式戦は2019年9月のカタールW杯予選だったため、48カ月試合を行っていないこともあり、FIFAランキングにもいない状況だ。

2009年以来60人以上の選手が代表選手の立場を利用して亡命したとも推定されているとのこと。初戦はモロッコ代表とのアウェイゲームであり、そのまま国外に出ることが強く懸念されていたという。

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