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大勝導く2得点のスフィーダFW新堀華波、次戦皇后杯東京NB戦へ「WEに勝つのは始動してからの目標」

超ワールドサッカー / 2023年12月11日 14時58分

写真:©超ワールドサッカー

スフィーダ世田谷FCのFW新堀華波が、勝利した皇后杯4回戦のニッパツ横浜FCシーガルズ戦を振り返り、次戦への意気込みを語った。

S世田谷は10日、静岡県の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた第45回皇后杯4回戦で、ニッパツ横浜FCシーガルズと対戦。5-1で勝利を収めた。

7分に大竹麻友が先制点を挙げると、その2分後に三本紗矢香、27分には望月麻央が追加点を奪う。2トップの一角で先発出場した新堀も2ゴールを奪取。前半のアディショナルタイムには倉富祐歌のクロスにファーで合わせ、65分には右ポケットを取って冷静に流し込んだ。

S世田谷は今季のリーグ戦でニッパツに2敗を喫している(0-3,0-1)。「両試合とも負けている唯一の相手だったので、絶対に勝とうとチームのミーティングで言われていた」との言葉通り、新堀を含めてチーム全体が高いモチベーションを持って序盤から仕掛けた。

「ファーストプレーが大事だと言われていた中、麻友さんが決めてくれたので、いい形で前半に大量得点できました。それが勝利につながったと思います」

「(自身の1点目は)折り返しが来そうな気がしていたので、中で待っていたらいいところにボールが来たので、綺麗に決められてよかったです」

前半のうちに大量点を取ったことで後半の入り方にも注目が集まったが、「どちらが先に(次の)1点を取るかが大事になると言われていました。昨日、たまたまJリーグの追い付かれる試合をみんなで見ていて、そういう可能性もあるから、まずは先に1点取ろうと」とハーフタイムでの指示を回想する。

実際、後半の立ち上がりはニッパツが主導権を握る時間が続いていた。そのため、新堀の2点目は相手の反撃意欲を削ぐ意味合いでも大きな1点となった。

なお、抜け出してからの冷静なフィニッシュだったが、「試合前のシュート練習では結構外していたんですけど…」ことを明かし、「コースを狙えと言われていて、狙ったら綺麗に入りました」と、アドバイスが効果的だったようだ。

遠征が続く中でも神川明彦監督は2回戦の早稲田大学戦、3回戦の日テレ・東京ヴェルディメニーナ戦と、いずれも交代カードを一枚も切らなかった。その点は「みんなびっくりしてました」と選手も驚いたようだが、「でも、両試合とも1-0でしたので、流れ変えづらかったのかな」と、采配の意図を推測する。

先発も4回戦でボランチを1人を入れ替えたのみで、新堀は3週連続のフル出場。それでも今季加入の23歳アタッカーは、次戦の対日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦へも強い気持ちを見せた。

「誰が見ても自分らがチャレンジャーという立場。WEに勝つのは、このチームが始動してからの目標でもあったので、まずここまで来たことはよかったです。けど、まだ目標が達成されたわけではないので、勝って、このチームでの最後(の試合)にならないように、次につなげられるように、みんなで頑張りたいと思います」

皇后杯5回戦、東京NBvsS世田谷の"東京ダービー"は、17日にカンセキスタジアムとちぎで行われる。東京勢3チーム撃破へ、新堀の再びのゴールにも期待は高まる。

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