トルコで衝撃事件、クラブ会長が主審の左頬にパンチを見舞いKO…サッカー協会会長は「恥ずべき夜」と非難
超ワールドサッカー / 2023年12月12日 10時45分
トルコでとんでもない事件が発生。クラブの会長が主審に見事なパンチを見舞ってしまった。イギリス『BBC』が伝えた。
事件が起きたのは11日に行われたスュペル・リグ第15節のアンカラギュジュvsチャイクル・リゼスポルの一戦だ。
試合は1-0でアンカラグジュがリードしていた中、97分にアドルフォ・ガイチのゴールでリゼスポルが同点に追いつき、1-1のドローに終わっていた。
事件は同点に終わった試合終了直後に発生。ハーフウェイライン付近にいた審判団に対し、アンカラギュジュのファルク・コジャ会長が猛然とダッシュ。そのままハリル・ウムット・メレル主審の左頬にパンチを浴びせた。さらに、地面に倒れた主審を蹴る人物もいた。
トルコサッカー協会(TFF)のメフメト・ビュケクシ会長は記者会見を実施。「全てのリーグの試合が無期限に延期された」とし、「この攻撃はトルコサッカーにとって恥ずべき夜だ」と今回の攻撃を非難した。
またメレル主審は負傷し、入院も必要な状態とのこと。担当医は「今の所生命の危険はない。左目の周囲に出血と小さな骨折があるだけだ」とし、「頭部外傷のために朝まで監視する。必要な検査を行い、退院する予定だ」と、念のため精密検査を行うという。
メレル主審は、37歳でFIFA(国際サッカー連盟)の国際試合も担当するトルコとのトップクラスの主審の1人。UEFA(欧州サッカー連盟)のエリート審判にも名を連ねる実力者だ。
アンカラグジュも今回の事件を受けて声明を発表。「我々は今夜起こった事件を残念に思っている」年、会長の行動を謝罪した。
「エルヤマン・スタジアムでのチャイクル・リゼスポルとの試合後に起きた悲しい事件について、トルコのサッカー界とスポーツ界全体に謝罪します」
TFFのビュケクシ会長は「サッカーの試合は戦争ではなく、最後に死はない。全てのチームが同時にチャンピオンになれるわけではない」とし、「我々全員がこれを理解する必要がある。全員が責任を負うように呼びかける」とコメント。「アンカラグジュとオーナーは最も厳しい処罰を受けるだろう」と、重い処分が今後下されることを口にした。
【動画】猛ダッシュのクラブ会長が主審目がけて右ストレートを見舞う
— Murat (@muratagirel) December 11, 2023
Halil Umut Meler’e yapılan saldırı kabul… pic.twitter.com/Xg72LoAKwt
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