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伊東&中村指導のウィル・スティル監督が英2部サンダーランド行きを真剣に検討

超ワールドサッカー / 2023年12月13日 22時39分

写真:Getty Images

スタッド・ランスのウィル・スティル監督(31)が、サンダーランド行きを真剣に検討しているようだ。フランス『レキップ』など複数メディアが報じている。

今シーズンここまでランスをヨーロッパコンペティション争いに絡む8位に躍進させているスティル監督。その手腕は国内外で高く評価されており、現在は両親の母国であるイングランドのチャンピオンシップ(イングランド2部)に属するサンダーランドのトニー・モウブレイ後釜候補の一人に挙げられている。

報道によると、スティル監督は現在チャンピオンシップで6位に位置し、久々のプレミアリーグ昇格の可能性も十分にあるブラックキャッツでの指揮に強い興味を示しており、先日にはイングランドでクラブ幹部と直接話し合いを行い、自身のスタイルやプロジェクトをプレゼンテーションしたとの報道も出ている。

また、野心家である青年指揮官は、来年1月に開幕するアフリカ・ネーションズカップとAFCアジアカップにおいてMF伊東純也、FW中村敬斗の日本代表コンビやモロッコ代表DFユニス・アブデルハミドらの一時離脱の穴を埋めるため、クラブに今冬の補強を要求していたが、クラブサイドから良い形の返答はなかったという。

これにより、後半戦での成績低下によって自身の手腕に対する評価の下落を危惧し、このタイミングでランスを離れることを検討しているようだ。

ただ、ランスと2025年まで契約を残す同監督の引き抜きに向けて、サンダーランド側が十分な違約金を支払えるか否かは不明だという。

スティル監督は、10代後半にして指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任。2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任し、28歳でのジュピラー・プロ・リーグでの指揮は史上最年少記録となった。

2021年7月にランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。昨シーズンから再びランスに戻ると、オスカル・ガルシア前監督の解任を受け、2022年10月から暫定指揮官に就任。

その後、リーグ戦17試合、カップ戦2試合でも負けず、公式戦19戦無敗を記録するなど見事にクラブを立て直し、最終的に11位フィニッシュに導いていた。

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