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「フットボールは売り物ではない」、UEFAチェフェリン会長がスーパーリーグ新構想を批判

超ワールドサッカー / 2023年12月21日 23時29分

写真:Getty Images

欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、国際サッカー連盟(FIFA)とUEFAが優越的地位を濫用しているとのヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)主催者との合意を示した欧州司法裁判所の判決を受けて自身の見解を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。

ことの発端は2021年4月18日。ヨーロッパの12クラブがESLの設立を正式に表明。

ESL参加に関しては、各クラブの会長やオーナーらが主導となっており、選手や監督らは知らされていない状況であったために、猛反発を受けると、サポーターからも大反対を受けることに。各地で抗議活動が起こり、クラブを見捨てるというファン・サポーターが多く現れていた。

そんな中、UEFAとFIFAも反対の姿勢を表明すると、参加するクラブに対しては制裁を課すことを通達。チャンピオンズリーグ(CL)などUEFAの大会への参加禁止などの処分を下すとしていた。

しかし、この一件に関して新たな動きが。ヨーロッパの司法裁判所はUEFAとFIFAの決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。

すると、これを受けてESLを後援する企業である『A22』は、トーナメントを3つのリーグに分けて開催するという新たなフォーマットを提案。男女が関わるリーグとなるという。

『A22』が今回掲示した新フォーマットの提案を確認したチェフェリン会長は、「より閉鎖的」と強い口調で非難している。

「私はA22のいわゆるプレゼンテーションを見た。 このショーにショックを受けるべきなのか、それとも面白がるべきなのかを決めるのは難しい。 誰もが拒否した2021年版よりもさらに閉鎖的だ」

「我々は彼らを止めようとはしない。彼らは好きなものを何でも作ることができる。2つのクラブ(バルセロナ、レアル・マドリー)で素晴らしい競争ができるだけ早く始まることを願っている。彼らが自分たちが何をしているのか分かっているといいのだが、それについてはよく分からない」

「フットボールは売り物ではない」

「(ヨーロッパ司法裁判所の)決定を検討し、認可を強化する必要があるかどうかを確認するつもりだ。我々がずっと知っていた非公開の競争を彼らが提供していることは明らかだ。我々は彼らを止めようとはしない」

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