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“継続は力なり” アルテタ政権継続をOBチェフ氏がサポート、取締役会に続投を提言「少しずつ積み上げを」

超ワールドサッカー / 2023年12月26日 14時45分

写真:Getty Images

アーセナルのミケル・アルテタ政権を、OBの元チェコ代表GKペトル・チェフ氏が陰から支えていたようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

現役時代に長らくロンドンの地で活躍したチェフ氏。チェルシーで通算494試合、アーセナルで通算139試合に出場した長身守護神であり、引退後の2019〜22年にかけてはチェルシーでアドバイザーも務めている。

そんなチェフ氏だが、レジェンドとして尊敬を集めたチェルシーだけでなく、現役ラスト4年間を過ごしたアーセナルの関係者とも信頼関係を築いていたようだ。

チェルシーのアドバイザー職に就いて間もない2019年12月、もう1つの古巣アーセナルではアルテタ氏が新監督に就任…アルテタ監督率いるアーセナルがリーグ戦12試合で2勝2分け8敗と苦しんでいた時期、指揮官自ら退任を意識し、取締役会も更迭を考えていたことがあったという。

そんな時、事態を察知して取締役会に「アルテタ続投」を訴えかけたのがチェフ氏。イギリス『talkSPORT』に出演して当時を振り返った。

「思い通りの結果が出ないとき、どんな監督だってプレースタイルやビジョン・哲学そのものを変えようかと考えてしまうもの。本当につらいことだよ」

「ただ、急速な変化は滅多にないし、少しずつ、時間をかけて、積み上げていくべきなんだ。そうするにはまず、関係者全員が(コーチ陣を)信じる必要があり、そこにはある程度の結果も必要になる」

「これこそがフットボールにおいて最も難しい部分。うまくいかないやり方・人事に見切りをつけて、いきなり別の方法を試す…これは簡単だ。だが実際、それでうまくいくことなんてそうそうないだろう?」

チェルシーアドバイザー時代のチェフ氏の訴えが実ったか、アーセナルは現在に至るまでアルテタ監督が指揮を執り、昨シーズンはプレミアリーグで久々に優勝争い。今シーズンもここまで首位に立つ。

アルテタ政権でFAカップを1度、コミュニティ・シールドを2度制したアーセナル…次はプレミアリーグのタイトルを奪還したい。継続は力なり。

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