日本人選手の最新市場価値ランキングTOP5!海外で活躍する選手たちの価値が急上昇
超ワールドサッカー / 2024年1月1日 9時0分
2022年末に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の熱狂が冷めやらぬうちに迎えた昨年2023年。カタールW杯でスペイン代表とドイツ代表を破った日本代表の選手たちは、クラブでも見事な活躍を見せた。
MF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)を筆頭に、大きく自身価値を高めた選手も多数いる中で、今回は移籍情報サイト『transfermarkt』のデータをもとに、日本人選手の市場価値を紹介。上位5人の選手とその2023年の活躍をみていく。
なお、市場価値はポジションや年齢、選手が置かれている環境によっても変動。移籍金とは直結しない中で、あくまで目安の一つとなる。
※データやレートは2023/12/29時点のもの
5位:鎌田大地(ラツィオ/27歳)
2000万ユーロ[約31億3000万円]
2022-23シーズンのフランクフルトで、シーズン前半にゴールを量産していた鎌田。カタールW杯の前には、3000万ユーロという市場価値がつけられていた。
やや調子を落としたシーズン後半には2700万ユーロ(約42億3000万円)という数字に微減した中、鎌田が新天地に選んだのはセリエAのラツィオ。ミランへの移籍が急遽破談となり、8月に入ってからマウリツィオ・サッリ監督率いるチームに加入した。
開幕直後はスタメンで起用されていた鎌田だが、なかなか適応ができず。ベンチスタートが主になると、12月頃から再びスタメンで起用されることが多くなっているが、ここまで公式戦21試合に出場してわずか1ゴール1アシスト。真価を発揮できていない。
その影響もあり、最新の市場価値では2000万ユーロ(約31億3000万円)に急降下。早くもラツィオ退団も囁かれるなか、フランクフルトで見せていたような活躍を再び見せ、自身の価値を高められるだろうか。
4位:伊藤洋輝(シュツットガルト/24歳)
2200万ユーロ[約34億4000万円]
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/20231229_ito.jpg)
2021年7月にジュビロ磐田からレンタル移籍でシュツットガルトに加入した伊藤。当初はセカンドチームでプレーする予定だったが、プレシーズンでのパフォーマンスが評価され一気にファーストチームに昇格。1年後の2022年7月には完全移籍に切り替わった。
2023年の夏の移籍市場では、シュツットガルトに対してアヤックスから1500万ユーロ(約23億5000万円)のオファーが届いていたとされるが、クラブはこれに難色。その後、伊藤はシュツットガルトとの契約を2027年まで延長している。
2023年12月からは負傷で離脱した伊藤だったが、そこまでもシュツットガルトの守備の要としてプレーした伊藤の市場価値は、右肩上がりで2200万ユーロ(約34億4000万円)まで上がっている。
なお、シュツットガルトと契約を延長した伊藤には、契約解除条項が存在しているという。その金額は3000万ユーロ(約47億円)とされており、引き続き移籍の可能性が指摘されている。
◆3位:冨安健洋(アーセナル/25歳)
3000万ユーロ[約47億円]
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/20231229_tomiyasu.jpg)
2021年夏にボローニャからアーセナルへと加入した冨安。そこからは安定して2500万ユーロ(約39億1000万円)前後の市場価値が設定されている。
ケガで離脱していた期間には微減した時期もあったものの、今シーズンに入ってアーセナルで一時先発の座を勝ち取るパフォーマンスを披露していたこともあり、過去最高の3000万ユーロ(約47億万円)という市場価値がつけられている。
ただ、現在は復帰したものの再びケガで離脱した期間もあり、次に市場価値が更新されるタイミングでどうなるかは未知数だ。
◆2位:三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/26歳)
5000万ユーロ[約78億3000万円]
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/20231229_mitoma.jpg)
2021年夏に川崎フロンターレからブライトンへと加入した三笘。1年目はベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでプレーすると、2022年夏からブライトンでプレーしている。
ブライトンでの1年目の前半はまだ控えという立場だったこともあり、カタールW杯の開幕時点での市場価値は600万ユーロ(約9億3000万円)だった。
そこから、三笘はカタールW杯で「三笘の1mm」を含む活躍を見せると、シーズン後半戦はブライトンの主力に定着。そのドリブルはプレミアリーグでも大きな武器となり、知名度とともに市場価値も右肩上がりに。5000万ユーロ(約78億3000万円)という高値がつけられている。
◆1位:久保建英(レアル・ソシエダ/22歳)
6000万ユーロ[約94億円]
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/20231229_kubo.jpg)
現時点での市場価値が最も高い日本人選手は久保だ。
2019年からレアル・マドリーに加入すると、スペイン1部であるラ・リーガのマジョルカでプレーしていたこともあり、当時から1000万ユーロ(約15億7000万円)の市場価値を設定されていた久保。その後はレンタル生活が続く中で市場価値が上下することとなったが、2022年夏のソシエダへの完全移籍が転機となる。
チームの攻撃の中心を担うようになった久保は、キャリアハイの成績を残した昨シーズンで市場価値が大きく向上。今シーズンもその勢いは増しており、22歳という若さもあってその市場価値は6000万ユーロ(約94億円)に設定されている。
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