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4ゴールの神戸弘陵が仙台育英を撃破! 10番・北藤朔は2得点の活躍【高校サッカー選手権】

超ワールドサッカー / 2023年12月29日 16時10分

写真:©超ワールドサッカー

第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦第2試合が29日の14時10分にキックオフし、ニッパツ三ツ沢球技場では神戸弘陵学園高校(兵庫)が仙台育英学園高校(宮城)を4-0で下した。

2大会ぶり37回目の出場となった仙台育英に対し、3大会ぶり12回目の出場となった神戸弘陵。立ち上がりは仙台育英が積極的に前から圧力をかけていく構図となったが、神戸弘陵も機を見て敵陣に攻め入る。

先に試合を動かしたのは神戸弘陵。18分、自陣内からテンポ良くパスを回して速攻を仕掛けると、木津奏芽がゴール前までドリブルで運ぶ。佐波昂大のシュートはブロックされたが、こぼれ球に再び木津が反応し、右足で押し込んだ。

先制した神戸弘陵だったが、柴尾美那が負傷し松井君弥と交代するアクシデントも発生。一方の仙台育英はGKのロングボールから佐藤裕が抜け出してシュートまで持ち込むチャンスシーンもあったが、ここは大きくふかしてしまった。

その後も追いかける仙台育英ペースで進むが、試合巧者なのは神戸弘陵。32分、佐波からのパスを左ポケットで受けた馬場悠平が細かいステップのドリブルで対峙した相手DFをかわし、左足で冷静に流し込んだ。

仙台育英はハーフタイムに2人選手を代え反撃を図ったが、後半は序盤から神戸弘陵のペースに。54分には左サイドから仕掛けた北藤が積極的に左足で狙ったが、これは枠の右へと外れた。

63分には神戸弘陵にダメ押しゴールが生まれる。右からのクロスをファーで受けた北藤が柔らかいトラップから右足で冷静に押し込み、リードを3点に広げた。

交代カードを駆使しながら最後まで1点を目指した仙台育英だったが、攻撃の手を緩めない神戸弘陵を跳ね返すことができないまま終盤へ突入する。

3分の追加タイムには、神戸弘陵がトドメの一撃。ボックス内で仕掛けた北藤が相手に倒されてPKを獲得すると、北藤が自らキッカーを務め、ゴール右へと沈めた。

ゲームを支配した神戸弘陵はそのまま4-0で勝利し、初戦を突破。2回戦では前橋育英学園高校(群馬)と対戦する。

仙台育英学園高校 0-4 神戸弘陵学園高校
【神戸弘陵】
木津奏芽(前18)
馬場悠平(前32)
北藤朔(後23、後40+3)

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