代表初出場目指す奥抜侃志、激戦区の左サイド「見劣らない特徴を出していきたい」

写真：©超ワールドサッカー

再び日本代表に招集され、代表初出場を目指すMF奥抜侃志(ニュルンベルク)が想いを口にした。

日本代表は2024年1月1日に『TOYO TIRE CUP 2024』と称し、国立競技場でタイ代表戦を行う。

奥抜は10月の代表活動に続いて再びの選出に。29日に行われたトレーニング後、メディアに対応した奥抜は「強度も技術も高いので、いい刺激になっていますね、楽しくやれています」と充実した表情を見せた。

この日は、フィールドプレーヤー6人対6人に2人のフリーマンを組み込んだミニゲームが行われ、奥抜は左の前線へ。

三笘薫(ブライトン&ホーブ&アルビオン/今回は未招集)を筆頭に、日本代表でも屈指の激戦区となっている同ポジションだが、ドイツで研鑽を積むドリブラーは「どの選手とも違う色を出して、それに見劣らないくらい自分の特徴を出していきたい。もともと細かいタッチは自分のストロングポイントだったので、そこをどんどん出していけたら」と、爪痕を残したいと語る。

サイドに張ることを求められるクラブとは異なり、代表では連動性や流動性を求められるとも語るなか、「練習では(森下)龍矢君と縦関係でずっとやっているので、自分が欲しい立ち位置とかは伝えていますし、龍矢君もこういう風に動いていくっていうのは話し合えているので、縦の関係性は徐々にできています」と、連携面も向上中だ。

大宮アルディージャ出身で、ポーランドのグールニク・ザブジェを経て今季からニュルンベルクでプレーする奥抜は、ドイツ2部で公式戦4得点2アシストと結果を残している。

10月の初招集時には体調不良で全体合流が遅れたこともあり、出場機会を得られなかったが、今回はチャンスを掴むことができるだろうか。