「攻撃のギアを上げて欲しいと」堂安律が指揮官の期待に応える4得点関与!アジア杯へ向け好パフォーマンス
超ワールドサッカー / 2024年1月1日 20時15分
日本代表MF堂安律(フライブルク)が貫録を見せた。
元日開催としては史上初となるサッカー日本代表戦が、『TOYO TIRES CUP 2024』と称して国立競技場で行われ、日本はタイ代表に5-0で快勝した。
前半は無得点に終わったが、停滞感を打破したのは後半の頭から登場した堂安と中村敬斗(スタッド・ランス)だった。
伊藤涼太郎(シント=トロイデン)に代わってピッチへ立った堂安は、トップ下にこだわることなく、流動的なポジショニングでタイ守備陣を翻弄。左へ流れて先制点の起点を作れば、細谷真大との縦の関係も良く、直接のゴールやアシストこそなかったものの、4得点に絡むなど存在感が際立った。
「前半のメンバーがかなり相手の体力を消耗させてくれたので、間で受けることを意識しながら、前にシンプルに付けて自分がボックスに入っていければチャンスが生まれると思っていました」
「攻撃のギアを上げて欲しいと監督に言われていましたし、結果的にはその通り、5点決められたのでよかったと思います。けど。(自分でも得点などの)数字は欲しかったですね」
時には最前線にも顔を出し、攻撃を活性化させた背番号「10」。森保監督が前日会見で言及した明確なゼロトップではないにせよ、各選手と立ち位置を入れ替えながら結果へつなげた点は、さすがのパフォーマンスだった。
「試合前に監督からフォワードで使うかもとは言われていましたけど、試合中はフォワードに行っても、右に流れてもいいと、森保さん含めて名波さんにも言われていました。(伊東)純也くんもチームで一番前をやってもいるので、逆に生かしてあげられるとも思いながら、そこは初めてにしては良かったという手応えはあります」
「前半は歓声も少なく静まり返っていましたし、初招集の人たちを含めて緊張感があったのかなと。うまいシーンはたくさんありましたけど、何か思いっきりさ、最後のエゴというか、わがままさが少し欠けているなと思っていました。その部分は(南野)拓実くんや僕の特徴なので、生かしていこうと。あとは長くやっているので、そこはアドバンテージとしてとらえています」
試合後に発表された、アジアカップ2023へ向けたメンバーにも名を連ねた堂安。アジアの覇権奪還へ向けても、期待を抱かせる45分となった。
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