サラー2発など圧巻の猛攻見せたリバプールが新年初戦快勝で首位堅持! ニューカッスルはドゥブラフカ獅子奮迅の活躍も4連敗…【プレミアリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年1月2日 7時6分
プレミアリーグ第20節、リバプールvsニューカッスルが1日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-2で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は75分までプレーした。
リバプールは前節、降格圏に沈むバーンリー相手に2-0の勝利。3戦ぶりの白星とアーセナルの取りこぼしによって首位で前半戦を終えることに成功した。2024年元日開催となった後半戦の初陣では難敵相手のホームゲームで白星発進を狙った。クロップ監督は前節から先発4人を変更。クアンサー、グラフェンベルフ、ガクポ、エリオットに代えてコナテ、ソボスライ、カーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスを起用。また、負傷明けのマク・アリスターがベンチに復帰。アジアカップ招集が正式決定した遠藤は公式戦8試合連続のスタメンとなった。
一方、9位のニューカッスルは前節、要塞セント・ジェームズ・パークでノッティンガム・フォレストに1-3で完敗。公式戦3連敗で2023年の戦いを終えた。連敗ストップで後半戦の巻き返しを狙うエディ・ハウのチームは、難所での新年初戦に向けて先発2人を変更。アルミロンと負傷のトリッピアーに代えてジョエリントン、リヴラメントが起用された。
ホームサポーターのYNWAの大合唱で送り出されたリバプールがエンジン全開の入りを見せる。開始直後に遠藤の鋭いグラウンダーパスをボックス内で収めたソボスライがファーストシュートを放つと、直後にも波状攻撃からアレクサンダー=アーノルドが枠のわずか左に外れる鋭いシュートでゴールに迫る。
立ち上がり以降はニューカッスルがやや押し返したものの、ホームチームがより決定的な攻撃を仕掛け続ける。12分には波状攻撃からボックス付近でヌニェス、カーティス・ジョーンズ、遠藤と連続シュートに持ち込むが、ここはGKドゥブラフカの好守やDFのシュートブロックに阻まれる。
攻勢を継続するリバプールは、際どいオフサイドでディアスのゴールが認められなかった直後にビッグチャンスを迎える。20分、ボックス内で仕掛けたディアスがDFボトマンに足をかけられてPKを獲得。だが、キッカーのサラーが右を狙った強烈なシュートはGKドゥブラフカに完璧に読まれてはじき出されると、こぼれに反応したアレクサンダー=アーノルドもシュートをふかしてしまい、絶好の先制機を逸した。
前半半ばから終盤にかけて試合はやや行ったり来たりのオープンな展開に。バーンの果敢な攻撃参加でニューカッスルが“幻のゴール”を決めるシーンもあったが、ホームチームの攻勢が続く。だが、相手DFをなぎ倒したヌニェスがボックス内で続けて放ったシュートが、PKストップで完全にノッた相手GKのビッグセーブに阻まれるなど最後のところで仕留め切れない。
また、ニューカッスルのハードな球際のプレー、主審の微妙なジャッジにフラストレーションを募らせる形で前半をゴールレスで折り返すことになった。
前半にシュート18本を浴びせかける圧倒ぶりも1点も奪えずに後半の戦いに臨んだリバプール。だが、前半の苦労がまるで嘘かのように後半はファーストチャンスをゴールに結びつける。
49分、自陣ボックス付近で相手の攻撃を撥ね返してロングカウンターを発動。中央を持ち上がったソボスライから左サイドでボールを受けたディアスがドリブルで中央に切り込み、ボックス右でドフリーのヌニェスへ斜めのスルーパスを通す。ヌニェスはシュートではなくゴール前でフリーのサラーにプレゼントパスを送ると、エースはPK失敗を帳消しにするリバプールでのリーグ通算150点目を難なく決め切った。
良い時間帯に先制し、勢いづくクロップのチームは直後にもサラー、コナテの絶妙なお膳立てからヌニェスに続けてビッグチャンスが舞い込むが、ここはGKドゥブラフカの圧巻の連続セーブに阻まれる。
頼もしいセカンドGKの献身で勝ち点の可能性を残したアウェイチームは、これで沈黙していた攻撃陣が奮い立つ。54分、直前にマイリーを下げてアルミロンを投入したなか、左にポジションを移したゴードンからのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したイサクがボックス内でのGKアリソンとの一対一を制し、短い時間で同点に追いついた。
苦労して奪ったリードをあっさりとした失点でフイにしたホームチームはすぐさま勝ち越しゴールを奪うべくギアを上げる。引き続き相手を自陣深くに押し込めると、62分には遠藤の完璧なクロスからゴール前のヌニェスに決定機。だが、この試合で再三のチャンスを逸してきたウルグアイ代表FWはこのヘディングシュートも枠に飛ばせず。
この状況を受け、クルップ監督は直後の64分に3枚替えを敢行。左ハムストリングを気にしていたソボスライに加えてヌニェス、デイアスを下げてグラフェンベルフ、ジョタ、ガクポとフレッシュなアタッカーをピッチに送り込む。
交代後も鬼神のごとき存在感を示すドゥブラフカの牙城を破れないレッズだったが、結果的に交代選手が決定的な仕事を果たした。74分、右サイドで縦に運んだジョタが外側のサラーに預けてポケットに侵入。サラーからの絶妙なリターンパスを冷静にワンタッチで折り返すと、これをゴール前でフリーのカーティス・ジョーンズが難なく流し込んだ。
勝ち越しに成功したリバプールは直後に疲労に加えて、1枚カードをもらっていた遠藤を下げてマク・アリスターを投入。78分には相手陣内でのリスタートから右サイドでボールを受けたサラーが左足アウトにかけた絶妙なクロスを供給。これにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したガクポが泥臭く右足のシュートを流し込み、一気にリードを広げる。
これで厳しくなったニューカッスルだが、失点から2分後にはロングスタッフの右CKをゴール前で競り勝ったボトマンがストロングヘッドで叩き込み、すぐさま点差を戻す。
再びの緩慢な守備からの失点で嫌な空気が漂うものの、打ち合い上等のクロップのチームはすぐさま決定的な4点目を奪い切る。86分、マク・アリスターの圧巻のグラウンダーの縦パスで中央を破ったジョタがボックス内でGKドゥブラフカに倒されてPKを獲得。ここでキッカーのサラーは失敗した1本目とは逆の左隅へシュートを突き刺した。
これで勝負を決めたリバプールは、難敵相手にシュート34本枠内15本と圧倒的なスタッツを残した強豪対決に4-2で完勝。新年初戦を白星で飾るリーグ連勝でがっちりと首位をキープした。一方、ドゥブラフカの圧巻のパフォーマンスで惨敗こそ回避したニューカッスルだが、公式戦4連敗と不安を残す2024年のスタートとなった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
サラー2発で善戦セインツとのシーソーゲーム制したリバプールが3連勝! 終盤に日本人対決実現も菅原由勢は痛恨PK献上…【プレミアリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年11月25日 1時6分
-
サラーが2ゴールに絡んだ首位リバプールがアストン・ビラに快勝! 遠藤航もクローザー役を完遂【プレミアリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年11月10日 7時3分
-
ディアスのハットなど後半4発のリバプールがシャビ・アロンソ率いるレバークーゼンに完勝! CL4連勝で暫定首位浮上【CL】
超ワールドサッカー / 2024年11月6日 7時13分
-
サラー弾で鮮やか逆転のリバプールが首位奪還! 遠藤航と三笘薫の日本人対決も実現【プレミアリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年11月3日 2時12分
-
前回王者リバプールがブライトンを下しベスト8進出!遠藤vs三笘の日本人対決は実現せず【EFLカップ】
超ワールドサッカー / 2024年10月31日 6時31分
ランキング
-
1中国の“ピッチ縮小”姑息手段も跳ね返す!森保JのW杯予選独走を支えるFW小川航基の得点力とセットプレーの得点増
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月27日 9時26分
-
2ソト獲得への“追い風”か…大谷翔平の契約形態 米記者指摘、ド軍は「約束を厳守している」
Full-Count / 2024年11月26日 20時13分
-
3河村勇輝は早々にNBA本契約へ 米メディア予想「Gリーグにとっては強すぎる」
東スポWEB / 2024年11月26日 17時24分
-
4イチローが満票殿堂入りを逃しても「驚かない」 米メディアが指摘する最大の懸念材料
Full-Count / 2024年11月27日 8時40分
-
5ド軍ナインに破格の“優勝ボーナス” WS制覇で+2000万円、総額は過去最高…米報道
Full-Count / 2024年11月27日 7時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください