近江が堀越撃破で初の決勝へ! 滋賀県勢では05年野洲以来の優勝に王手、8日に青森山田と激突【高校サッカー選手権】
超ワールドサッカー / 2024年1月6日 16時25分
第102回全国高校サッカー選手権大会の準決勝第2試合が6日に国立競技場で行われ、近江(滋賀)が3-1で堀越(東京A)を下した。
ともに初のベスト4進出を決め、さらに歴史を塗り替えようとする一戦は立ち上がりこそ堀越も攻め込んだが、11分にボックス右でボールを拾った鵜戸瑛士が落ち着いたトラップから右足を振り抜き、近江が先手を奪う。
近江はさらに畳みかけにかかり、13分にボックス右から鵜戸が再びゴールを狙うと、西飛勇吾が跳ね返りからシュートに持ち込み、波状攻撃。さらに相手DFがブロックしたボールを山門立侑が右足で押し込み、突き放した。
よもやの連続失点で劣勢の堀越は食らいついていきたいところだが、近江の攻撃が冴えわたり、22分に小山真尋がボックス右から崩しにかかると、ボックス中央の金山耀太がシュートのこぼれ球から右足で3点目をマークした。
近江の鋭い攻めに我慢できず、3点ビハインドの堀越はその後も守勢を強いられ、なかなか攻め手に回れず。近江が守備面でも相手にシュートを打たせず、大きくリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入り、早々に反撃の一歩としてシュートシーンを作り出した堀越だが、近江も次の1点を巡って攻撃の手を緩めず。そのなかで、GK吉富柊人の踏ん張りを活力に攻撃にも積極性を打ち出していった堀越だが、ゴールが遠い。
そんな堀越は次々と交代カードも切っていき、諦めない姿勢を打ち出し続けると、後半アディショナルタイム2分にPKチャンス。これを10番でキャプテンの中村健太が右足でゴール右に決め切り、一矢報いて1点を返してみせる。
だが、その直後に終了のホイッスル。日大藤沢、明秀日立、神村学園と強豪校を次々と破り、堀越も退けた近江が初のファイナルに勝ち進み、滋賀県勢として2005年の野洲以来、県勢2度目の優勝に王手をかけた。
なお、決勝は8日に同じく国立競技場で行われ、青森山田(青森)と対戦する。
近江(滋賀) 3-1 堀越(東京A)
【近江】
鵜戸瑛士(前11)
山門立侑(前13)
金山耀太(前22)
【堀越】
中村健太(後45+4[PK])
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