熊谷紗希が左足の鮮烈ミドル弾も…ローマはユベントスに惜敗で連覇ならず【女子スーペルコッパ】

写真：Getty Images

ローマのなでしこジャパンDF熊谷紗希が見事なミドルシュートを決めるも、タイトル獲得はお預けとなった。

7日、女子スーペルコッパのローマvsユベントスがスタディオ・ジョヴァンニ・ツィーニで行われ、1-2でユベントスが勝利を収めた。

ローマの熊谷と南萌華は先発フル出場。熊谷は1ゴールを挙げた。

昨季の女子セリエA王者・ローマと女子コッパイタリア覇者のユベントスが顔を合わせるという、昨季のスーペルコッパとは逆の構図で再戦となった両雄の試合は、2季ぶりの制覇を狙うユベントスがCKからのオウンゴールで先制する。

ディフェンディングチャンピオンのローマは28分、熊谷が見事な一振りを披露し、同点に追い付く。

ジャダ・グレッジが左深い位置から中へが切れ込んで横へはたくと、ペナルティアーク手前で受けた熊谷がワンタッチでDFを剥がし、左足を一閃。左上隅へ鮮烈なミドルを突き刺した。

試合を振り出しに戻したローマだが54分、接触で味方が1人倒れている隙を突かれ、マエル・ガルビノにコントロールショットを沈められて再びのビハインドに。

失点の5分後には右クロスからのこぼれ球に詰めた熊谷に決定機が訪れたが、ここはジャストミートできず。後半アディショナルタイムのマヌエラ・ジュリアーノの右足もクロスバーを叩き、1-2でタイムアップ。

ローマは2024年の初陣で黒星を喫し、熊谷にとっても新天地でのタイトル獲得はお預けとなった。

【動画】剥がし方からフィニッシュコースまで完璧！熊谷紗希の左足ミドル弾