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青森山田が2大会ぶり4度目王者に! U-18プレミア覇者が盤石の強さで近江を3発撃破【高校サッカー選手権】

超ワールドサッカー / 2024年1月8日 15時59分

写真:©超ワールドサッカー

8日、第102回全国高校サッカー選手権大会決勝の青森山田(青森)vs近江(滋賀)が国立競技場で行われ、3-1で勝利した青森山田が2大会ぶり4度目の全国制覇を成し遂げた。

第100回大会王者にして4度目の優勝を目指す青森山田と、初の決勝進出で初優勝を目指す近江。立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、そのスタイルは対照的…チーム全体でフィジカルに長けた青森山田に対し、近江は小回りの利くドリブラーや一瞬のスピードに長けた選手が揃う。

そのスタイルゆえに攻撃時の迫力で勝るのは青森山田だが、近江も必死に応戦。近江は18分、青森山田にカウンターを浴び、最後はゴール前からフリーでシュートを撃たれるが、DF西村想大が身体を張ってブロックする。

22分には青森山田がCKのピンチを凌いでカウンターを発動。MF杉本英誉が自陣から右サイドを60m近く独走するが、最後は必死に帰陣した近江DFに阻まれてCKに。フィニッシュまで持ち込むのは容易ではない。

次第に攻める青森山田、守る近江という構図が出来上がっていくなか、33分にとうとう青森山田が先制。ボックス内で杉本から浮き球を受けたMF福島健太が、ワントラップから冷静に右足ボレーをネットへ突き刺した。

近江守備陣のマーキングが一瞬緩んだスキを見逃さなかった高校サッカー界の“盟主”青森山田。時折近江に攻め込まれる場面があるものの、冷静さを失わずソリッドに対応…インターハイ3回戦敗退の悔しさをバネにU-18プレミアリーグ優勝を成し遂げた彼らには“貫禄”がある。

ところが後半頭に近江が同点に。47分、MF浅井晴孔が小刻みなドリブルで青森山田守備陣を剥がして前進すると、右側を追い越す主将DF金井耀太へ展開。金井がゴール前へラストパスを送り、最後はルーズボールに後半頭から途中出場のMF山本諒が詰め込んだ。

白熱度を増すファイナル。同点とされた青森山田は56分、DF小沼蒼珠のピンポイントクロスにFW米谷壮史が頭から飛び込むが、ヘディングシュートは惜しくもクロスバーの上へ外れる。

60分に青森山田が勝ち越し。自陣でのFKからロングボールを敵陣へ送ると、ワンタッチ、ワンタッチで繋いで米谷がGKとの一対一に。近江の守護神・山崎晃輝をかわし、最後は無人のゴールへ右足シュートを流し込んだ。

さらに70分、近江のCKを凌いで自陣からロングカウンター。ボックス右でMF川原良介からパスを受けた杉本は、近江DF1人を剥がして左足シュート。これが近江DFに当たってコースが変わりネットへと吸い込まれた。(公式記録はオウンゴール)

結局、同点とされた後の2ゴールで勝ち切った青森山田が第102回大会の王者に。2大会ぶり4度目の選手権制覇となった。

敗れた近江も素晴らしい戦いを披露。3回目の選手権出場で見事、準優勝という成績を残した。

青森山田 3-1 近江
【青森山田】
福島健太(前33)
米谷壮史(後15)
オウンゴール(後25)
【近江】
山本諒(後2)

【動画】3842校の頂点に立った青森山田がトロフィーアップ!

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