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J2長崎の監督問題が紛糾…サントスが謝罪も違約金減額を要求、長崎は反対し未解決の中でまさかの正式登録のリリース「極めて遺憾です」

超ワールドサッカー / 2024年1月13日 23時10分

写真:©︎J.LEAGUE

V・ファーレン長崎は13日、去就の問題に揺れるファビオ・カリーレ監督の状況について報告した。

カリーレ監督は2022年6月に長崎の監督に就任。シーズンを通して初めて指揮した2023シーズンは、最後までJ1昇格プレーオフ進出の可能性があったが、7位でフィニッシュ。それでも、12月4日に2024シーズンも指揮することが発表されていた。

しかし、その後にサントスとの契約についてブラジル国内で報道。強化部がカリーレ監督に事実確認をとったところ、長崎で指揮を執る意向を示した。ただ、12月19日になり、サントスと契約したいという意思をカリーレ監督が示したとのこと。急遽電話会議を行い、返答を待つことに。同20日になり、サントスが公式SNSでカリーレ監督を就任したことを発表していた。

前回の報告では「違約金の支払いを求めるべき」としていた長崎。12日にサントスと会議を実施したことを報告し、冒頭に謝罪を受けたとした。

また、サントスはカリーレ監督とスタッフとの契約が有効であると主張した上で、経済的に苦しい状況にあることから違約金を減額してほしいと要請してきたとのこと。しかし、長崎としては応じるつもりはなく、「同契約に記載された違約金の全額支払いを求める旨を回答いたしました」と断固として譲らなかったとのこと。サントスは、長崎側の回答を持ち帰り、再度検討して正式に書面にて返答することを約束して会議を終えたという。

ただ、サントスは13日にカリーレ監督の登録を実施。長崎との契約は1月1日に切れており、監督の登録に問題はなく、交渉も正式に終了したと発表。会議の内容とは全く異なる発表がなされていた。

長崎はこの件について「事実に反するのみならず、昨日の会議でのサントス FC の立場とも全く異なる主張であり、断じて受け入れられるものではありません。V・ファーレン長崎としては、昨日の会議に関する回答がない中でこのようなリリースが発信されたことは極めて遺憾です。今後に関しましては、クラブとしてしかるべき措置を取ることを検討してまいります」とし、不誠実なサントスの対応に怒りを示している。

【写真】問題未解決の中で監督の正式登録を発表したサントスのリリース



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