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パーマーのPK弾が決勝点! フルアムに競り勝ったチェルシーが今季初の3連勝【プレミアリーグ】

超ワールドサッカー / 2024年1月13日 23時36分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第21節、チェルシーvsフルアムが13日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが1-0で勝利した。

10位のチェルシーは直近の公式戦でアーセナル、リバプール相手に善戦した13位のフルアムとのロンドン・ダービーに臨んだ。2023年最終戦となった前節のルートン・タウン戦を薄氷の3-2で競り勝ってリーグ2連勝中のポチェッティーノのチームだが、直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグでは2部のミドルズブラ相手に敵地で0-1の敗戦。新年に入っても安定感のなさは変わらず。

難敵相手にバウンスバックを図った一戦ではボロ戦から先発1人を変更。マドゥエケに代えてブロヤを最前線で起用した。また、負傷明けのチルウェル、バディアシル、チュクエメカの3選手がベンチに戻ってきた。

立ち上がりからボールを握るチェルシーは、左サイドのスターリングの仕掛けをシンプルに使いながら攻め手を窺う。10分過ぎには相手ボックス右でのボール奪取から最後は中央のエンソ・フェルナンデスが右足を振るが、ここは相手DFのブロックに遭う。

以降もチェルシーペースで進むが、エンソ・フェルナンデスの左クロスにゴール前で反応したブロヤがヘディングシュートを枠の左に外すなど最後のところでうまくいかない。対するフルアムは前半半ばを過ぎて反撃の形を見せると、27分には左サイド深くに抜け出したロビンソンのクロスから決定機。ファーにフリーで走り込んだハリー・ウィルソンがダイレクトでニアを狙うが、これはGKペトロビッチの好守に阻まれた。

前半終盤にかけては互いにフィニッシュの局面で可能性の低い選択肢を選ぶ場面が目立つなど完全に膠着状態に陥る。それでも、優勢に進めていたホームチームが相手の一瞬の隙を突いた。前半アディショナルタイム2分、右サイドでの果敢な仕掛けで局面を変えたパーマーからボックス右でパスを受けたスターリングがDFディオプのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのパーマーが冷静に右隅へ蹴り込んだ。

前半ラストプレーで決まったゴールによってホームチームの1点リードで折り返したダービー。後半も引き続き主導権を握るポチェッティーノのチームは53分に最初の決定機を作り出す。左サイドのエンソ・フェルナンデスが入れた正確なクロスをゴール前のスターリングが頭で合わすが、フリーで放ったヘディングシュートは右ポストに嫌われた。

後半も時間の経過とともに試合が膠着し始めると、両ベンチが動く。ビハインドを追うフルアムはテテ、ハリー・ウィルソンを下げてカスターニュ、デコルドバ=リードと右サイドを入れ替える。対するチェルシーはブロヤを下げてマドゥエケを投入し、パーマーを最前線に配置した。

一連の交代によって流れに変化が生まれると、ここまで沈黙していたフルアムの主砲に続けて決定機が訪れる。まずは73分、アンドレアス・ペレイラが絶妙な裏抜けから左に流れてグラウンダーのクロスを供給。これにファーで反応したヒメネスが左足に巻き込む形のシュートを枠に飛ばすが、GKペトロビッチの好守に遭う。さらに、直後にはボックス内でうまく収めて右足を振るが、今度はGK正面を突いた。

後半半ばを過ぎて守勢を強いられるチェルシーは、77分にスターリングを下げて左ウイングに負傷明けのチルウェルを投入。より守備的な布陣でバランスを整える。83分にはボックス右でのマドゥエケの強引な折り返しを起点に、ギャラガーが右足アウトにかけた見事なダイレクトシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。

その後、マドゥエケの決定機をGKレノにビッグセーブで阻まれたチェルシーは5分が加えられた後半アディショナルタイムにフルアムの猛攻に晒される。自陣で与えたFKから制空権を握るアダラバイヨに続けてスクランブルを作られる。だが、ゴール前での身体を張ったシュートブロックで何とか凌ぎ切った。

パーマーのPKによる虎の子の1点を守り切ってダービーに競り勝ったチェルシーは、内容面に課題を残しながらも今季初のリーグ3連勝を達成した。

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