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「ワイドがカギになると」殊勲のEL埼玉DF金平莉紗、値千金の決勝点には「自分が一番びっくり」

超ワールドサッカー / 2024年1月15日 9時30分

写真:©超ワールドサッカー

値千金の決勝点を挙げたちふれASエルフェン埼玉のDF金平莉紗が試合後のメディア対応に応じた。

EL埼玉は14日、第45回皇后杯準々決勝の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦を栃木県のカンセキスタジアムとちぎで行い、延長戦の末に1-0で勝利を収めた。

両者無得点で迎えた95分、EL埼玉は右サイドから吉田莉胡がドリブルで中へ切れ込み、中央へパスを送ると、絞って受けた金平莉紗がワンタッチで祐村ひかるへつなぐ。祐村が相手を引きつけてリターンパスを送ると、追い越した金平が左足で右隅へと流し込み、これが決勝点に。EL埼玉は今季の対東京NB戦を2勝1分けとし、皇后杯2年連続のベスト4入りを決めた。

「自分が大学時代に決めた初ゴールの次に来るくらい」印象的と語った金平。2022年に日本体育大学からの加入後、これがEL埼玉での初ゴールとなった。

「全員が最後まで粘り強い守備をして勝てたことは、すごく嬉しいです」

「(ゴールシーンは)ひかさん(祐村ひかる)があれだけ相手を集めてくれたので、自分はフリーになれました。いつも試合では外しているし、練習でもあまり決める場面もなかったので、みんなにもびっくりしたと言われましたが、自分が一番びっくりしています。でも、こういう舞台でああいうゴールが決めてられて、すごい嬉しいです」

EL埼玉は直近のリーグ戦同様、[5-2-3]でスタートし、祐村の投入に伴って74分から[5-3-2]へ。金平は左のウイングバックで先発フル出場した。

「後ろが5枚だと相手もなかなか崩しにくい分、攻撃が薄くなるデメリットもあるので、試合前にワイドの自分と佐久間(未稀)がカギになると言われていた」との言葉通り、ここぞの場面で前線、しかも中央へと顔を出した。

「(吉田)莉胡が持った時に、前の二人が孤立している感じあり、最近は自分がそこに入っていくことを意識していた」と、ポジショニングも的中した。

昨季の王者を下したEL埼玉は次戦、INAC神戸レオネッサと対戦。奇しくも前回大会準決勝と同一カードとなった。昨季は1-2で黒星を喫したが、今年こそはと、この日の英雄は再戦勝利への意欲も語った。

「去年は京都でINACさんに負けたことがすごい悔しくて、残ってるので、絶対に去年を超えて、優勝を目指してやっていきたいと思います」

【動画】金平自身も驚く鮮やかなゴールが決勝点に!


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