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チェルシーのレジェンドFWボールドウィン氏が78歳で他界…クラブ初のFAカップ優勝に貢献

超ワールドサッカー / 2024年1月23日 10時5分

写真:Getty Images

アーセナルやチェルシーなどでプレーしたFWトミー・ボールドウィン氏が他界した。78歳だった。

チェルシーはクラブ公式サイトを通じて訃報を発表。長い闘病の末に高いしたという。チェルシーは「我々はトミーの家族と友人に心からのお悔やみをお送りします」と哀悼の意を表している。

ボールドウィン氏は、アーセナルでキャリアをスタート。1966年9月にチェルシーへと移籍。のちにアーセナルで英雄となったジョージ・グラハム氏とのトレードの一部として加入した。

チェルシーでは公式戦239試合で92ゴールを記録。スピードこそないものの、賢さをスペースを作り出すうまさに長けており、高さ、運動量、戦術理解度は高く評価されていた。

リーグ戦では得点ランキング上位を争うこともあり、1970年にはチェルシーにFAカップ初優勝をもたらせる働きを見せていた。さらに、カップウィナーズカップ優勝にも貢献していた。

ニックネームは「スポンジ」。プレッシャーを受けてもボールを保持し、相手からボールを守りながら攻撃を仕掛けるプレーがニックネームにつながったが、最大の理由は「もともと胃の中にスポンジあったことからつけられた」と、インタビューで自身が明かしていたことが話題となっていた。

チェルシー退団後も「His name is Tommy Baldwin, he’s the leader of the team(彼の名前はトミー・ボールドウィン、彼がチームのリーダーだ)」と、チャントが歌われるなど、人気選手としての地位を確立していた。

その後はミルウォールやマンチェスター・ユナイテッドへのレンタル移籍を経験。アメリカのシアトル・サウンダーズへと移籍し、ブレントフォードで現役を引退した。

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