アジアカップ参加中のアズムンに複数クラブ関心も、ローマは放出望まず

写真：Getty Images

ローマは今冬の移籍市場でイラン代表FWサルダール・アズムン(29)の放出を拒否する方針のようだ。

これまでルビン・カザン、FCロストフ、ゼニトとロシアでキャリアを積んできたアズムンは、2022年1月にレバークーゼンへ加入。負傷もあって思うような活躍ができなかったこともあり、FWタミー・エイブラハムを重傷で失ったローマが昨夏の移籍市場において買い取りオプション付きのレンタルで獲得した。

ローマではセリエAで先発出場こそないものの、途中交代で13試合に出場して1ゴールを記録。現在はイラン代表としてアジアカップ2023に参加していることから不在となっている。

そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アズムンに対しては複数のクラブから獲得に向けた問い合わせがあった模様。しかしクラブはシーズン中の放出を望まず、すべて拒否したとのことだ。

ローマは16日、成績不振を理由としてジョゼ・モウリーニョ監督の解任を発表。後任にクラブレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシ監督の就任を発表している。

体制が変わったことでアズムンの序列にも変化が起きる可能性があり、クラブとしては買い取りオプションも持つイラン代表FWを残るシーズンでしっかり見極めていきたい方針のようだ。