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グループF首位攻防戦はドロー…首位サウジは韓国と石井正忠監督率いる2位のタイはウズベキスタンとR16で対戦【アジアカップ2023】

超ワールドサッカー / 2024年1月26日 2時13分

写真:Getty Images

アジアカップ2023のグループF第3節が行われた。

グループステージ首位通過を懸けたサウジアラビア代表vsタイ代表は、0-0のドローに終わった。

オマーン代表、キルギス代表相手に連勝を飾ったサウジアラビアは、すでにグループステージ突破を決めているなか、2ポイント差で2位に位置するタイとの首位攻防戦に臨んだ。

試合はサウジアラビアが主導権を握るものの、立ち上がりからオープンな展開に。開始8分にはボックス内に抜け出したガリーブが相手DFと交錯。一度はプレーが流されたが、オンフィールド・レビューの結果、サウジアラビアがPKを獲得する。

ここでキッカーを巡ってキャプテンのサレム・アル・ドサリとラディフが話し合いを行った結果、最終的にラディフがキッカーに。だが、この選択が結果的に裏目に出てしまい、中央に蹴り込んだシュートはGKアヌインのビッグセーブに阻まれた。

PK失敗によって落ち着かない展開がしばらく続くと、タイはティーラサック、サウジアラビアはラディフとともにゴールネットを揺らすシーンを作り合ったが、いずれも際どいオフサイド判定でゴールは認められず。

前半半ばから終盤にかけてはサウジアラビア優勢の状況で進んでいく。そのなかでサレム・アル・ドサリ、ガリーブの強烈なミドルシュート、左クロスに反応したラディフのゴール至近距離からのシュートなどでゴールに迫ったが、タイの粘りの守備を前にゴールをこじ開けることはできなかった。

互いに選手交代なしで臨んだ後半も拮抗した展開が続く。主導権を握るサウジアラビアは要所で相手の背後をうまく取ってガリーブやサレム・アル・ドサリがフィニッシュに持ち込むが、際どいオフサイドや相手GKの好守によって先制点が遠い。

完全い膠着状態に陥ったなか、両チームは65分を過ぎて積極的に交代カードを切っていき試合展開に変化を加えていく。試合終盤にかけてはサウジアラビアの攻勢が続いたものの、タイもGKアヌインの再三の好守によってピンチを凌ぎ切り、試合は0-0のままタイムアップを迎えた。

また、キルギス代表vsオマーン代表は、1-1のドローに終わった。

3位のオマーンは勝利によって逆転での2位通過、3位での突破の可能性を有していた。前半立ち上がりにアル・ガッサニのゴールで幸先良く先制したが、なかなか追加点を奪えず。すると、後半終盤に痛恨の失点を喫した結果、1-1のドローに終わってグループステージ敗退が決定した。

この結果、2勝1分け無敗の首位通過となったサウジアラビアはラウンド16でグループE2位通過の韓国との対戦が決定。一方、石井正忠監督の下で2位通過を決めたタイはグループB2位通過のウズベキスタンとの対戦が決定した。

サウジアラビア代表 0-0 タイ代表

キルギス代表 1-1 オマーン代表
【キルギス】
コジョ(後35)
【オマーン】
アル・ガッサニ(前8)

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