「非常に引き締まった試合」復帰し安定した守備を見せた板倉滉、冨安健洋とのコンビは「非常に安心」、勝因は「周りも準備ができていた」
超ワールドサッカー / 2024年2月1日 8時40分
日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)が、バーレーン代表戦を振り返った。
31日、アジアカップ2023・ラウンド16のバーレーン代表vs日本代表がアル・トゥマーマ・スタジアムで行われ、1-3で日本が勝利。ベスト8進出を決めた。
グループEを首位で通過したバーレーンと、グループDを2位通過となった日本との対戦。試合は毎熊晟矢のミドルシュートの跳ね返りを堂安律が決めて先制すると、後半早々には良い守備から久保建英が追加点を奪う。
しかし、セットプレーからオウンゴールで失点し嫌なムードに。それでも上田綺世が毎熊のパスを受けて3人を振り切ると、GKの股間を抜く豪快ゴール。1-3で勝利を収め、準々決勝に進出した。
インドネシア代表戦はメンバー外となった板倉。この試合は先発に戻り集中した守備を見せることに。しかし、最終盤に足を痛めていた。
試合後のメディア取材に応じた板倉は「足ですね。最後あまり力が入らなかったですが、大丈夫です」とコメント。「打撲ですね。左です」と、次の試合は大丈夫だろうと状態について語った。
この試合は194cmの長身FWアブドゥラ・ユスフ・ヘラルを封じ込めることに成功。「チーム全体として非常に良い意識でできたかなと思います」とコメントした。
守り方についても「相手の特徴は今日もハッキリしていましたし、身長が高くて競り合いが強い選手がいる事はわかっていたので、なるべく競り合いになる前にポジショニングで優位に立ちたいと思っていました」とコメント。「ラインコントロール含めて非常に引き締まった試合になったと思います」と、集中力を保って守り続けられたとした。
冨安健洋とは今大会初のコンビに。「僕も隣に彼がいると非常に安心してプレーできます」と語る板倉は「それは他の代表のセンターバックとやっても一緒ですけど、ただ負けてはいけない試合という中で、より一層ポジショニングはグループステージを終えてより大事になるなと話した上での試合でした。非常に引き締まった、コンパクトな試合ができたと思います」と、一定の手応えを感じたという。
ロングボールの対応についても「まずは一対一の部分で勝てた部分も負けてしまった部分もありましたけど、何が大事かって周りの選手が準備をしていることが大事です」と語り、「そのポジション取りが非常に良かったと思うので、セカンドボールは基本的に日本が拾っていましたし、フリックされた後もポジショニングが良かったので、そのままやられる事はなかったです」とコメント。遠藤航や両サイドバックなど、競り合いの後のセカンドボールを拾う準備がしっかりできていたとした。
一方で、この試合も失点を喫し、4試合連続失点。それでも板倉は、「これまた1つこのチームのポジティブなところと捉えて良いかなと思います」とコメント。「2-1とされたあとは、自分たちがコントロールできたかというとなかなかそうではなかったですし、会場の雰囲気含めて、相手が乗ってきた場面でした。そこで飲まれず、やるべきことに目を向けて、セカンドボールを拾って戦うというのをみんなができた事は大きかったです」と語り、落ち込まずに集中力を切らさなかったことが良かったとした。
また「ゼロで終わりたかったというのは守備陣としてありますけど、ああいう失点が起こる事はあります」と失点を振り返り、「反省したいし、次に繋げたいなと思いましたけど、今日はあの失点で難しくなった後に、もう1点取れたということを評価して良いと思います」とコメント。そのまま押し込まれず、押し返してゴールまで奪えたことはプラスだとした。
【動画】板倉滉も称える、上田綺世がGKの股間を抜く強烈シュート
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