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心配されたメッシも降臨! 試合は0-0、PK戦で新井章太3連続セーブの神戸に軍配【Inter Miami in Tokyo 2024】

超ワールドサッカー / 2024年2月7日 21時20分

プレシーズンマッチ『Inter Miami in Tokyo 2024』のインテル・マイアミvsヴィッセル神戸が7日に国立競技場で行われた。

メッシら元バルセロナカルテットを擁するMLSチームにJ1王者が相対するこの試合。アジアツアーとしてサウジアラビア、香港を巡り、来日のマイアミはメッシがベンチスタートとなったものの、ジョルディ・アルバ、ブスケッツ、スアレスの元バルサ3人衆が先発した。

対して、リーグ連覇がかかる今季を前に力試しの神戸は武藤がベンチからも外れたが、酒井や山口、大迫の中心3枚が揃ってスタートから出場。新戦力ではオビと古巣復帰の岩波が先発起用され、GK新井をはじめ、井手口や鍬先、宮代は途中からの出番をうかがった。

神戸が立ち上がりから攻守に足をよく動かし、山口がセットプレー崩れから早々に1stシュートを放っていく。マイアミは後ろでボールを落ち着かせ、ブスケッツを経由して組み立てを図るが、スアレスのところまでなかなか辿り着かない。

15分には敵陣右サイドでボールをキープした佐々木から追い越す動きでパスを引き出していった酒井が右足で折り返して、大迫にチャンスメーク。これに右足で合わせていった昨季の得点王だが、惜しくも左ポストに嫌われてしまう。

さらにその直後にも大迫の右足ダイレクトが右ポストを叩き、助かったマイアミだが、20分にブスケッツが大迫からボールを奪いにいった際に左足を踏まれる格好になり、プレーを中断。治療も挟んだが、25分で交代を余儀なくされる。

一向に攻め切れないマイアミは佐々木とのコンタクトでジョルディ・アルバがピッチで一時治療を受け、ファンからすればまたもヒヤリとするひと幕。そのなか、バイタルエリア左でのボールカットから大迫に決定機が巡った神戸だが、枠を外す。

前半に思うようにボールを繋げず、シュート1本に終わってしまったマイアミに対して、オビに代わって新井を送り出した後半も優勢だった神戸だが、こちらもなかなかゴールをこじ開けられず。何度か分厚い攻めに転じるが、ゴールが遠い。

すると、マイアミ側にユニフォーム姿のメッシが現れ、60分にピッチイン。ひと目見ようと駆けつけたファンの大歓声に包まれ、改めて凄まじい人気ぶりが明らかになるなか、神戸も菊池とともに、新戦力の宮代と井手口の交代カードを切った。

神戸がカウンターからジェアン・パトリッキに惜しいシーンが巡ったりするなか、マイアミもメッシが攻撃のスイッチ役を担い始めたことで、全体の迫力がアップ。72分にはスアレスが頭で反応してからのバイシクルシュートで場内を沸かす。

さらに、79分にはメッシがバイタルエリア中央でボールを掻っさらって狭いスペースを抜け出してビッグチャンス。左足、右足と立て続けのフィニッシュを放っていったが、いずれも新井、初瀬に跳ね返られ、惜しくもゴールとはならず。

90分の戦いは0-0に終わり、神戸先行のPK戦に。3人目のジョルディ・アルバが左隅を狙った左足のゴロキックで成功するなか、両軍ともに2人ずつが外す混戦となり、6人目までもつれたが、新井が3連続セーブの神戸に軍配が上がった。

インテル・マイアミ 0-0(3 PK 4) ヴィッセル神戸

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