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アストン・ビラがリールに先勝! 本間至恩ベンチ入りのクラブ・ブルージュも先勝【ECL】

超ワールドサッカー / 2024年4月12日 6時40分

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝の1stレグが11日に行われた。

UEFAコンペティションで無類の強さを誇るウナイ・エメリ率いるアストン・ビラとリーグ・アンで4位に位置するリールの最注目カードは、ホームのアストン・ビラが2-1で先勝した。

互いに現状のベストメンバーを起用して臨んだ一戦は一進一退の攻防に。開始13分にはマッギンの右CKをファーのワトキンスが頭で合わせてアストン・ビラが先制に成功する。

だが、効果的にハイラインの背後を突いたリールは前半にシェグロヴァ、ディアキテ、デイビッドとボックス内で4度の決定機が訪れたが、いずれも守護神マルティネスの圧巻の一対一でのファインセーブに阻まれた。

迎えた後半は再び良い入りを見せたホームチームが、56分に左CKのショートコーナーからマッギンが見事なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、追加点を挙げた。以降はリールが攻勢に転じると、63分のグズムンドソンのゴールは際どいオフサイド判定で取り消されたものの、84分にはカベラの左CKをニアのディアキテが頭で合わせて1点を返した。

その後、リールの猛攻を凌いだアストン・ビラが2-1で先勝したが、リールにも十分にチャンスがある状況で1週間後の2ndレグを迎えることになった。

昨季準優勝のフィオレンティーナが、チェコの強豪ビクトリア・プルゼニのホームに乗り込んだ一戦は、0-0のドローに終わった。

下馬評ではフィオレンティーナ優位と見られた一戦だったが、試合は序盤から拮抗。ボールの主導権を握ったヴィオラだったが、コンパクトな相手の守備に手を焼き、試合を通して多くの決定機を作り出すことができず。そして、攻撃面でやや見せ場を欠いた試合はゴールレスの決着となり、イーブンの状態でフィオレンティーナホームの2ndレグを戦うことになった。

MF本間至恩を擁するクラブ・ブルージュは、PAOKとのホームゲームに臨み、1-0で勝利した。なお、本間はベンチ入りも出場機会はなかった。

開始6分にヴェトレセンのゴールで幸先よく先制に成功したホームチームは、以降も冷静にゲームをコントロールし、1点リードで試合を折り返す。後半は互いに交代カードを切って戦局に変化を加えていく中、後半半ば過ぎの78分にはブルージュがPKを獲得。しかし、キッカーのイゴール・チアゴが痛恨の失敗で追加点を得られず。その後、リードを守り切ったが、終盤にディフェンスラインの主力2人が相次いでイエローカードをもらった結果、累積警告で次節の不在が決定するなど、敵地での2ndレグへやや不安を抱える形で試合を終えた。

また、オリンピアコスvsフェネルバフチェは、ホームのオリンピアコスが3-2で先勝した。

下馬評ではアウェイチーム優勢と見られたが、蓋を開けてみればオリンピアコスが序盤から圧倒。前半序盤に相手のビルドアップのミスを突いてフォルトゥニスが見事なミドルシュートで先制点を挙げると、前半半ばにも左サイドを崩してヨベティッチが追加点。さらに、後半序盤にもシキーニョが3点目を奪取した。

これで厳しくなったトルコの名門だったが、68分にタディッチがPKを決めて反撃の狼煙を上げると、74分には左サイドを崩してボックス右でシマンスキのフリックに反応したイルファンが鋭いシュートを突き刺した。その後の猛攻は同点ゴールに繋がらなかったが、ホームでの2ndレグに望みを繋ぐ形となった。

◆ECL準々決勝1stレグ結果

オリンピアコス 3-2 フェネルバフチェ
ビクトリア・プルゼニ 0-0 フィオレンティーナ
クラブ・ブルージュ 1-0 PAOK
アストン・ビラ 2-1 リール

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