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アトレティコに2試合のスタンド部分閉鎖措置…ニコ・ウィリアムズに対する人種差別虐待行為への処分

超ワールドサッカー / 2024年5月1日 7時31分

アトレティコ・マドリーが、アスレティック・ビルバオ戦でのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズに対する人種差別虐待行為を受け、今後2試合のホームゲームで南スタンドの部分閉鎖処分を科された。

先月27日にシビタス・メトロポリターノで行われたラ・リーガ第33節のアトレティコvsアスレティック・ビルバオは、ホームのアトレティコが3-1で勝利した。

しかし、同試合ではガーナ人両親の元、バスクで生まれ育ったスペイン代表のニコ・ウィリアムズに対して、一部のホームサポーターから人種差別的侮辱が行われ、同選手からの訴えを聞いた主審のフアン・マルティネス・ムヌエラ氏が、ラ・リーガの規定に従って36分に試合を一時中断させた。

再開後の45分にゴールを決めたニコ・ウィリアムズは、自身の肌の色を強調すべく腕をたたきながら南スタンド前を走り、人種差別行為に抗議。同試合後のフラッシュインタビューでは「愚かな人々はどこにでもいるが、何も起こらない。この状況が少しずつ変わるように、僕らは戦い続けなければならない」と語っていた。

この一件を受け、スペインサッカー連盟(RFEF)は4月30日、「スタンド内の閉鎖エリアには、フットボールにおける暴力的、人種差別的、外国人排斥的、不寛容な行為を非難し、フェアプレーを支持する目に見えるメッセージを表示しなければならない」との声明と共に、前述の南スタンドの部分閉鎖処分を科したことを発表した。

さらに、アトレティコには2万ユーロ(約330万円)の罰金が科されている。なお、クラブは10日の間に異議申し立てを行う権利が与えられている。

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