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「いよいよ始まる」パリ・オリンピックに向けて始動したなでしこジャパン、池田太監督は過酷な戦いにむけ「全員で戦わなければ」

超ワールドサッカー / 2024年7月9日 18時2分

写真:©超ワールドサッカー

パリ・オリンピックに臨むなでしこジャパンの池田太監督が、活動初日を終えて意気込みを語った。

8日、パリ・オリンピックに向けてなでしこジャパンが始動。酷暑の中、およそ1時間半にわたって汗を流した。

初日からボールを使ったトレーニングを行い、フィジカル面でも追い込む形となったなでしこジャパン。10日にはトレーニングマッチが控えており、中2日でガーナ女子代表戦と、オリンピックに向けた準備を着々と進める。

トレーニング後、池田監督はメディア取材に応対。「最初のミーティングで集まって、宮本会長もいらして、激励をいただき、いよいよ始まるなという感じです」と、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長からも激励があったとし、「色々な人のため、女子サッカーのため、オリンピックで喜んでいる姿を伝えることが発展につながるので、是非頑張ってくださいと伝えてくれました」と、コメントを明かした。

この日、パリ・オリンピックは継続して熊谷紗希(ローマ・フェンミニーレ)がキャプテンを務めることを決定した池田監督。「これまでも伝えてきましたが、彼女が持っている経験、フラットに選手に伝えられる能力もありますし、キャプテンシーにも感謝しています。MS&ADカップも含めて、オリンピックでもしっかりとチームを纏めてくれる存在です」と、かつては世界女王にも輝いた経験のある熊谷に託す思いを語った。

1年前に行われたオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)では世界を驚かせた一方で、準々決勝でスウェーデン女子代表に敗れて敗退した。

W杯とオリンピックの違いについて「中2日での5連戦、6連戦という、短期間で行われるので、移動を含めて、疲労回復も含めて全員で戦わなければいけないです」とコメント。「準備の期間も限られているので、どう準備して行くかというのはW杯とはまた違うアプローチになると思います」と、1年前の戦いとは別物になるとした。

千葉県内で合宿を行い、ガーナ戦の後にフランスへと飛び立つなでしこジャパン。プランニついては「千葉でやれる部分ではコンディショニングをチェックする部分、試合までの逆算ではオフを取って回復もしつつ、初日にはボールを使ったトレーニング、対人を含めてやっていきたいということを話していました。ここでは主にコンディショニングを上げることがメインになります」と、まずはコンディションを上げることを目標とするとした。

選手たちにはオフの間もコンディションを維持するように伝えていたようだが、「しっかりみんな準備してくれたと思います」と初日を終えた感想をコメント。「暑熱対策の1つ、水分をどう取るか、短い時間で回復するかということも準備できるかなと思います」と、酷暑の中でのトレーニングで、パリに行った後の暑さ対策は十分できるだろうとした。

パリ・オリンピック初戦の相手はスペイン女子代表。女子W杯優勝の世界女王であり、その女子W杯ではグループステージで4-0と勝利した相手だ。

池田監督は「1戦1戦をしっかり戦いに行きますが、グループステージ全体を見て戦いたいです」と、初戦にピークを持ってくることはないとしながらも、「ただ、良い形で大会に入りたいので、そこも踏まえて良い入りができればと思います」と、初戦で結果をしっかりと残したいとした。

改めてオリンピックで監督として参加することについては「結団式もそうですし、色々なスポーツがある中で戦えることは喜びです。楽しみでもあります」とコメント。メダル獲得に向けた一歩がスタートする。

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