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なでしこが30分×3本の変則的トレーニングマッチ、なでしこ1部ヴィアマテラス宮崎に5-0で勝利

超ワールドサッカー / 2024年7月10日 21時30分

写真:©超ワールドサッカー

10日、パリ・オリンピックに臨むなでしこジャパンは、なでしこリーグ1部のヴィアマテラス宮崎とトレーニングマッチを行った。

パリ・オリンピック前には、13日に金沢でガーナ女子代表とのMS&ADカップを戦うなでしこジャパン。その2日前、千葉県内でトレーニングマッチを実施。30分×3本という変則的なマッチとなった。なお、谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン)のみ継続して別メニューとなった。

◆1本目


GK:山下杏也加
DF:高橋はな、熊谷紗希、南萌華
MF:清水梨紗、林穂之香、長谷川唯、北川ひかる
FW:清家貴子、植木理子、宮澤ひなた

[3-4-3]の布陣で臨んだなでしこジャパン。ヴィアマテラスの出方を窺ったのもあったか、選手の距離感が遠く、なかなかボールをうまく繋ぐことができない。

それでも6分、裏へのボールに抜け出した清家が右サイドから折り返すと、走り込んだ林が蹴り込んで先制点を奪う。

ヴィアマテラス宮崎のプレスに対してビルドアップがうまく行かない中、ロングボールで背後を突こうとするも、精度が悪く攻撃がつながらない。難しい状況が続いた中、1-0で終了した。

◆2本目

GK:大場朱羽
DF:石川璃音、熊谷紗希、古賀塔子
MF:清水梨紗、長谷川唯、長野風花、宮澤ひなた
FW:藤野あおば、田中美南、浜野まいか

1本目から8名を入れ替えたなでしこジャパン。インターバルでかなり修正を施し、しっかりとビルドアップして攻撃を仕掛けていく。

すると2分、浜野が田中のスルーパスに上手く抜け出してゴールを奪う。

前線の3人は流動的に動きつつ、ウイングバックも好きをみてスペースをついていく戦いに。すると15分には、右サイドからのクロスがクリアされるが、長谷川が縦につけたボールを田中がボックス内で上手く反転してそのまま左足シュート。これが決まり、2点目を奪う。

1本目よりも試合をコントロールするなでしこ。すると28分にはカウンターから長谷川のダイレクトパスに抜け出た藤野がしっかりとゴールを奪い、3-0で2本目を終えた。

◆3本目

GK:平尾知佳
DF:高橋はな、南萌華、古賀塔子
MF:清家貴子、林穂之香、長野風花、守屋都弥
FW:浜野まいか、藤野あおば、千葉玲海菜

3本目で全選手を起用した池田太監督。しかし、3本目はチャンスこそ多く作るものの、コンディションの問題もあるのか、動きが重くキレを失う。

4分には右サイドを抜けた清家のクロスに対し、逆サイドの守屋が飛び込んでヘッドも枠外。8分には長野のパスに左サイドを抜け出した千葉が角度のないところからシュートも枠を外す。

さらに9分には千葉がGKと一対一のチャンスを迎えるが、これはセーブされることに。ゴールが遠く焦れる展開が続いたが、22分に抜け出した藤野がGKもかわして無人のゴールに蹴り込み、1-0で勝利。3本合計5-0でなでしこジャパンが勝利を収めた。

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