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「色々なチャレンジができた」トレーニングマッチを終えた熊谷紗希、本番へ向けて重要な試合に「良いシミュレーションになった」

超ワールドサッカー / 2024年7月10日 22時25分

写真:©超ワールドサッカー

パリ・オリンピックに向けて始動しているなでしこジャパンは10日、ヴィアマテラス宮崎とのトレーニングマッチを行った。

8日からトレーニングキャンプをスタートさせたなでしこジャパン。酷暑が続く中、初日からハードなトレーニングを繰り返し、フィジカル面で追い込んでいった。

そんな中、キャンプ3日にはトレーニングマッチを実施。30分×3本の変則的な形で行われた中、選手の組み合わせを変えて臨んだ。

試合は1-0、3-0、1-0と合計5-0で勝利したなでしこジャパン。キャプテンのDF熊谷紗希(ローマ・フェンミニーレ)は1本目と2本目に出場し60分間プレーした。

「チームとしても個人としてもゲーム感覚を取り戻すところ、ゲーム体力の面で試合勘を取り戻すというゲームでした。昨日一昨日とかなり良いトレーニングができている中、今日の試合は少しでも自分たちの体に無理を利かせるところだよねというので、チームとして試合に臨みました」

オフに入ってから時間が経過した中、久々の実戦だった選手たち。なでしこリーグ1部を戦うヴィアマテラス宮崎については「良いトレーニングマッチの相手でしたし、相手のやり方がよく分からなかったので、1本目なんかはもう少し早く修正できたというか、しなければいけなかったかなという反省もあります」と反省を口に。「その分、2本目は自分たちのやり方を変えながら、少し上手くいったところもあるかなと。色々なチャレンジができた部分もあると思います」と、3本にわたってしっかりと修正しながら戦えたとした。

ただ、1本目は相手に押し込まれる時間が長かった。熊谷は「少し相手がどう出てくるかを見たというのもある中、相手のフォーメーションだけは知っていたんですが、どれだけ来るのかとか、相手との距離感、自分たちの距離感を掴むのに少し時間がかかりました」とコメント。「1本目があったから、2本目、3本目があったと思いますし、1本目の中でも早く修正して、マッチアップしないようにということはできたと思います」と、しっかりとピッチ上で修正しなければいけないとし、「反省もありながら、本番を戦っていく中で、修正力や形を変えてやる上では良いシミュレーションになったと思います」と、今後に繋がる試合だったとした。

ここからコンディションを上げつつ、初戦のスペイン女子代表戦へ向かって準備していく。残された試合は13日のガーナ女子代表選となるが、「何がなんでもやるしかないです。そこに対しては、自信をもって準備ができると言えます」と、しっかりと90分戦い抜く準備はするとし、「徐々に本番に向けてやれていくことは多いと思います」と、残りの期間でしっかり準備をしていきたいとした。

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