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「町田相手とか意識するところは特にない」、攻守のカギ握る東京Vの谷口栄斗は密かに闘志燃やす

超ワールドサッカー / 2024年7月13日 20時0分

写真:©超ワールドサッカー

東京ヴェルディのDF谷口栄斗が、自身今季初対戦となるFC町田ゼルビア戦への思いを語った。

現在、10位の東京Vは14日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1第23節で首位の町田との東京クラシックに臨む。

黒田剛監督が就任した昨季2度の対戦では0-1で敗れた初戦で後半終盤の途中出場、2-2のドローに終わった第2戦では後半半ばに負傷交代と消化不良に終わった谷口。また、5月中旬にアウェイで行われ、0-5で完敗した前回対戦は負傷の影響でベンチ外となっていた。

そういった事情もあり、今回の一戦により強い思いで臨む生え抜きのディフェンスリーダーは、前回対戦時の[4-4-2]から[3-4-2-1]への変更を含め、戦い方の変化という部分でキーマンの一人となるはずだ。

自身が不在だったその前回対戦について谷口は「全てにおいて相手に圧倒されたという印象。自分たちのストロングである中盤の選手たちをうまく消されたゲームだったと思います。すごく分析されて、相手もいろんな対策をしてきて、それに負けてしまったという印象があるゲーム」と振り返る。

その前回対戦の反省を踏まえて臨む今回の一戦では、韓国代表FWオ・セフン、オーストラリア代表FWミッチェル・デュークという前回対戦で劣勢を強いられた前線のターゲットマンをいかにチームとして封じるかが守備面のカギとなる。

「アジアを代表する選手だと思う」と警戒するそのストライカー陣は単純な競り合いの強さに加え、前回対戦では頻繁にサイドに流れて起点役を担い、そこを潰し切れなかったことで、ズルズルとラインを下げた結果、空いた中盤との間をうまく使われたことが大量失点の要因となっており、谷口自身も重要なポイントだと捉えている。

「アウェイで戦ったときの印象は背後というのを警戒しすぎて、後ろにすごく重くなってしまった印象があって、チームとしてコンパクトさに欠けていたかなと。あとはオ・セフン選手であったり、前に強い選手がいたので、そこに負けてしまっていたのと、もうちょっと競り方だったり、フリーなときにしっかりとクリアボールを繋ぐことができれば、少し自分たちのペースになったのかなというのはありました」

「(サイドに流れる相手FWに対して)しっかりと外で撥ね返せればいいと思いますが、しっかりそのセカンドボールを相手が狙ってくると思いますし、僕らはそれを拾われないようにしっかり準備したり、繋げるときにしっかり繋ぐというのを意識したい」

初対戦となるオ・セフンに対しては「僕はそんなに身長が高くなくて、競り合いも少し工夫しなければ勝てないと思っているので、まずはボールが来る前に身体を当てたり、あえてくっついて飛ばせないやり方が重要。あとは周りを使って、走らせなかったりというのが大事になってくるかなと思います」と、試合のなかでうまく順応して抑え込みたい考えだ。

また、前回対戦を含め前述の3試合すべてで前半の早い時間帯に先制点を喫しており、それがチームにとってより難しい展開を招いた。その点については「相手がどうこうというよりも、前半をゼロで終えることが、今の僕たちにとってすごく大事になってくる戦い方なので、そこは変わらず意識してやりたい」と、普段と変わらずに集中した入りを意識する。

一方、優れた戦術眼と両足から繰り出される高精度のキックによって攻撃の起点となる最後尾の司令塔は、無得点に加えて相手の強烈なプレスに屈してチャンスを作れなかった攻撃の改善についても言及。現在のチームコンセプトである背後を優先事項としつつも、大一番での戦列復帰が期待されるMF森田晃樹ら中盤のタレントを活かしながら、チャンスがあれば下からの繋ぎも意識したいと語っている。

「前回はほぼ4トップのような形でプレッシャーをかけてきていたので、どこかでズレを生むことができると思うので、そこをしっかりと見ることも大事ですけど足元、足元になると、相手の目の前でサッカーをすることになるので、まずは背後を見せて相手陣でサッカーできればいいかなと思います」

「自分と(森田)晃樹は入れ替わりで離脱して、僕はもう復帰しましたけど、やっぱり晃樹がいるといないで、守備の時間も長くなってしまうと思いますし、彼がいるといないのでは違うと思います。そこにうまくボールを集めることができれば、相手の守備も1回足を止めることができると思うので、僕は意識的に彼のところにつけていきたいなと思います。あとは分析されて、晃樹が消されたときの次の選択肢というのも、持ちながらやっていきたいです」

最後に、対町田相手のリベンジマッチという心情の部分について問われた24歳DFは、「町田相手とか意識するところは特にないです。あくまで1試合にすぎないので、僕たちはやることをやってホームですし、しっかり勝てればいいと思います」と、ややそっけなくコメント。ただ、そのコメントの行間や態度には胸の内で熱く燃えたぎる“緑の炎”が垣間見え、緑の背番号3はこの重要なダービーマッチで、タフにしたたかなプレーを見せてくれるはずだ。

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