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アルゼンチン指揮官と守護神はウルグアイに寄り添う…「彼らを責めることはできない」、「選手を応援している」

超ワールドサッカー / 2024年7月14日 14時11分

写真:Getty Images

アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が、スタンドでの乱闘騒ぎが大きな騒動となっているウルグアイを擁護した。

10日に行われたコパ・アメリカ2024準決勝のウルグアイ代表vsコロンビア代表は、コロンビアが0-1で勝利したが、その試合後に大きな問題が発生。一部のコロンビア代表ファンとダルウィン・ヌニェスらウルグアイの数選手がスタンドで殴り合いの乱闘騒ぎになっていた。

その後の報道や一部ファンの間ではヌニェスらの行為に批判が殺到し、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も「あらゆる暴力行為を強く非難する」と声明を発表。一方で、ウルグアイサッカー連盟(AUF)は家族や子供たちに危害が加えられそうになっていたことを指摘。守るためにやった行為だと反論していた。

その一件に関して、14日にコロンビアとの決勝に臨むアルゼンチン代表指揮官が前日会見で言及。

昨年11月にリオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで行われたブラジル代表vsアルゼンチン代表で、観客の騒動により開始が遅れた際、アルゼンチン代表の家族が同様の状況に直面したことを引き合いに出し、ウルグアイの選手たちの行動を擁護した。『ESPN』が伝えている。

「(当時)家族が巻き込まれているのを見て、急いでロッカールームに駆け込まなければならなかった」

「(先日の乱闘の)映像はひどいものだ。家族が混乱した状況の真っ只中にいるのを見て、彼らを責めることはできないと思う。これは不公平だし、腹立たしいことだ。我々はそれを理解する必要がある」

「プレーヤーは主人公であり、我々は彼らに模範となるよう求めているが、このようなことが起こったとき、誰も他の反応はしなかったと思う。それは自然なことだ」

「ただ、明日はそんなことが起きないことを願っている。アルゼンチンとコロンビアのファンの間でパーティーになることを願っている。どちらかが祝ったら、どうなるかなんて考えられない。我々はしっかりと学ばなければならない。あの映像はまるで50年前のもののようで、明日が心配だ」

また、会見に同席したアルゼンチン代表の守護神エミリアーノ・マルティネスも指揮官の見解に同意。

「見ていてつらい。チームメイトに勧めるようなことではないが、自分の子供や妻が危険にさらされているのを見たら、それは普通の反応だ」

「ダルウィンとオリベラに起こったことは普通のことだ。悲しいことだし、僕個人は彼らに完全に同意する。僕はウルグアイのプレーヤーを応援している」

さらに、守護神は「日曜日の試合はより警戒されるべきだ。特に決勝では観客がもっと酒を飲むからだ。僕らとしてはより警備強化されて安全が確保され、ファン同士の交流も深めなければならない。勝とうが負けようが、両チームが決勝に進出したことを祝うべきだ」と、同じ悲劇が起きないように主催者や両国のファン・サポーターに対して働きかけた。

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