カンプ・ノウの全面改修がずれ込む? 近隣住民の抗議で「土曜の工事」禁止に
超ワールドサッカー / 2024年7月17日 13時10分
カンプ・ノウの工事に遅れが出る可能性もあるようだ。スペイン『Relevo』が報じた。
バルセロナの本拠地であるカンプ・ノウは現在、老朽化に伴う全面改修を進めており、日本からは日建設計が参画。24-25シーズン途中の完了、チームの本拠地復帰が想定されている。
しかし、一部の近隣住民は、作業員の労働時間、また工事のスケジュールが遵守されていないことなどを問題視しているそうで、市議会を巻き込んだ抗議運動に発展。
具体的には、午後10時半を超えても工事が続いている日があったり、当初「土曜日は工事なし」とされていたはずが、着工後にこれが撤回されたり…といったあたり。
「土曜日も工事OK」に関しては、6月に大半の近隣住民からいわゆる町内会を通して承諾を得ていたそうだが、ここ数週間で一部の近隣住民から猛反発があったとのことだ。
ただ、大規模な改修工事とあって、やはり騒音の問題が発生しているようで、夜間も照明をつけっぱなしということも日常茶飯事となっているそう。今回の抗議を受け、「土曜日の工事は再び禁止」「作業時間は8:00〜20:00を遵守」というルールが徹底化されたそうだ。
バルセロナで本拠地改修計画を統括するエレナ・フォート副会長は16日、この問題へのコメントを求められ、「年末か年明けにはプレーできると断言できます」と、24年12月〜25年1月のカンプ・ノウ復帰が可能と説明する。
ただ、レアル・マドリーの本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」における騒音問題など、スペイン国内のスタジアム問題を頻繁に取り上げる『Relevo』いわく、「どの角度から考えても、楽観的には離れない」とのこと。
工事関係者への取材では、改修完了は来年3月までずれ込むとの見通しもあり、クラブ内部でもこれについて話し合われている模様。
現在、カンプ・ノウは新たな2階席にテストシートが配置され、3階席を組み立てるための基礎を作っている最中。4階席には手をつけていないとされている。
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