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タディッチがセルビア代表引退を表明…指揮官ピクシーと対立し終幕「物議を醸した発言は本心。いつかまた戻りたい」

超ワールドサッカー / 2024年7月19日 16時55分

写真:Getty Images

フェネルバフチェ所属のFWドゥシャン・タディッチ(35)が声明。セルビア代表からの引退を正式に表明した。

サウサンプトンから移籍したアヤックスでの活躍が記憶に新しいタディッチ。一見不向きなセンターフォワードを“偽10番”の振る舞いで難なくこなし、CL4強の18-19シーズンは公式戦56試合38得点23アシストという数字を残す。

セルビア代表では近年キャプテンを担うも、腕章を託したピクシー、ドラガン・ストイコビッチ監督とユーロ2024初戦後に衝突。ベンチスタートに不満を抱いて試合後、「主将であり、最高の選手である僕は、必ず先発すべきだった」などと、輪を乱す発言に及んだ。

スタジアムから撤収後、即座にセルビア連盟の事情聴取に召喚され、ピクシーとの決定的な対立には至らず。しかしユーロ終了後の先日、セルビア『テレグラフ』が「タディッチは指揮官との共闘を拒否。代表引退へ」と報じた。

そして18日、タディッチはSNSを更新し、代表引退を正式に表明した。

「物議を醸した自らの発言について説明する必要がある。チームメイトにも迷惑をかける言動をすべきではなかっただろう。けど、僕はいつでも自分の想いを率直に正直に話す。あの時言った言葉は僕の本心だ」

「今回こうやって言葉を紡ぐのは、セルビア代表からの引退を発表するため。代表チームは国家への愛、国民への愛、サッカーへの愛を表現する最大の舞台だった。たくさんの痛みと苦しみを味わってきたけど、セルビアを代表して戦えた誇りはなにものにも変え難い」

「今こそ拍手と批判に感謝を。関係者とファンへの感謝を忘れることはないよ。アスリートが誰かのサポートなしに戦うなんて不可能だし、スポーツでは、競技のピッチでしか、アスリートが自らの価値を証明できる場はない」

「いつかまたセルビア代表に戻ってきたい。僕は現役を終えてもサッカーの世界にとどまるし、国に貢献できることならそれ以上に素晴らしいことはない。僕はこれからもセルビア代表の忠実なファンであり続ける」

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