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三竿健斗復帰の鹿島がバウンスバックで上位に食らいつく! FC東京に競り勝つ【明治安田J1第24節】

超ワールドサッカー / 2024年7月20日 20時4分

写真:©︎J.LEAGUE

明治安田J1リーグ第24節の1試合が20日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島アントラーズがFC東京を2-1で下した。

仲間隼斗に代わってチャヴリッチが先発の4位鹿島はこの試合のボランチ陣を柴崎岳と知念慶で始め、海外挑戦から復帰の三竿健斗がさっそくベンチ入り。7位FC東京はパリ五輪行きの野澤大志ブランドンに代わって波多野豪が最後尾に入ったが、フィールドプレーヤーは小泉慶をはじめ、古巣戦の前節と顔ぶれをぶつけた。

仕切り直しを期す鹿島だが、チャヴリッチが芝に引っかかるような形で左足を痛め、開始11分で担架退場。FC東京の方がうまくボールを前進させ、深くに攻め込むシーンを作り出す流れのなかでアクシデントを見舞われ、早くも仲間の交代カードを切る。

攻撃面でうまくいかないなか、鈴木優磨と遠藤渓太の交錯を巡るジャッジに抗議のランコ・ポポヴィッチ監督がイエローカードを受けるなど、熱くなるシーンもあった鹿島だが、ディエゴ・オリヴェイラの決定機を関川郁万のブロックで凌ぐと、直後にスコアを動かす。

30分、鈴木が敵陣中央から一気にカウンターに持ち込み、左サイドに展開。バイタルエリア左の仲間が繋いでいくと、鈴木のスルーからボックス中央の師岡柊生が右足を一閃。その跳ね返りを大外で拾った名古新太郎が右足でゴール左下にねじ込む。

32分にもボックス右からの折り返しで鈴木に決定機の鹿島だが、FC東京も41分、後ろからのロングボールでボックス左に抜け出した遠藤渓太が濃野公人のスライディングを鋭い切り返しで交わし、右足シュート。植田直通に当たりながら決め切り、追いつく。

イーブンで折り返した鹿島だが、47分のロングボールに師岡が右サイド深くで追いつき、ボックス右の濃野が折り返し。相手DF数人に当たってのこぼれ球に名古が反応すると、濃野が思い切りのよい左足シュートをゴール右下に突き刺し、後半早々に勝ち越す。

再び追いかけるFC東京は62分の俵積田晃太に続いて、78分にも原川力の投入に打って出るが、鹿島も74分に樋口雄太と復帰戦の三竿健斗を送り込みながら強度を保ち、反撃を許さず。82分にも藤井智也と徳田誉の投入に動いた鹿島が1点リードを保つ。

86分には残るカードで野澤零温、長友佑都、森重真人を送り出したFC東京だが、チャンスと見るや攻めに転じながら、時間の針を進めた鹿島が連敗回避の2戦ぶり白星で上位追走。遠藤の2戦連発弾が空砲のFC東京は連勝とならず、2戦ぶり黒星を喫した。

鹿島アントラーズ 2-1 FC東京
【鹿島】
名古新太郎(前30)
濃野公人(後2)
【FC東京】
遠藤渓太(前41)

【動画】濃野公人が勝ち越し決勝ゴール

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