ボヌッチが去就問題抱える後輩キエーザに助言…「自分が何を望んでいるのかを理解する必要がある」

写真：Getty Images

昨シーズン限りで現役を引退した元イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが、ユベントスとアッズーリの後輩であるFWフェデリコ・キエーザに助言を送った。

2022年1月に負った前十字じん帯断裂の大ケガ以降、なかなか本来のパフォーマンスを取り戻せずにいるキエーザ。また、ユベントスとの現行契約が2025年6月までとなっているが、減俸を求めるクラブに対して代理人を含め強気な姿勢を崩さず。延長交渉は難航しており、クラブは新戦力の獲得費用を得るために今夏の売却に動いている。

今夏の初期段階ではローマ行きに接近したが、個人間とクラブ間のいずれの交渉においても小さくない溝があり、現状では移籍の可能性は低くなっている。

そんななか、自身もビアンコネッリで去就に関する問題を抱えた経験があるボヌッチは、ジッフォーニ映画祭に出席した際にイタリア『スカイ・スポルト』で悩める後輩に言及。

ユベントス残留を求めると共に今後のキャリア形成に向けたアドバイスも行った。

「フェデリコは少しの間、自分を見つめ直し、自分が何を望んでいるのかを理解する必要があると思う」

「近年、彼は身体的にも精神的にも問題を抱えていたが、今こそトップに立つためのステップを踏むときだ」

「ユベントスでそれが実現することを願っているが、その間に彼はこのステップを踏まなければならない。そうでなければ、彼の残りのキャリアは困難になる可能性がある」

ボヌッチの助言は自身の過去の後悔も含めて非常に説得力があるものだが、売却に傾くクラブ側の考えもあり、一筋縄ではいかない状況となっている。