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「ドリブルや仕掛けも出せれば」凱旋試合で日本のファンで久々のプレーとなる三笘薫、新監督の下でアピール誓う「スタメンを確保しなければ」

超ワールドサッカー / 2024年7月23日 23時58分

写真:©超ワールドサッカー

ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が、ジャパンツアー初戦を前に記者会見に臨んだ。

2024-25シーズンを前に、初来日したブライトン。2023-24シーズン終盤は腰の負傷によりプレーしていなかった三笘もしっかりと来日。久々のプレーを見せることとなる。

31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督を新たに迎えたブライトン。一部の選手は来日していないが、24日には国立競技場で鹿島アントラーズと対戦する。

試合を前に記者会見に臨んだ三笘は、今回のジャパンツアーへの意気込みを語った。

「ブライトンとして日本ツアーをすることが決まって、僕自身も凄く楽しみにしていますし、チームメイトも凄く楽しみにしています」

「素晴らしいJリーグの2チームと対戦できるので、良い力試しになりますし、僕たちもシーズン前でチームの状態を見る良い機会なので、内容と結果にこだわっていきたいと思います」

新たな監督の下で、新たなスタートを切るブライトン。ヒュルツェラー監督について三笘は「戦術的な監督だなと認識しています」とコメント。「もちろん前監督(ロベルト・デ・ゼルビ監督)も戦術的な監督でしたけど、細かいところの意識は徹底されていて、チームにも凄く浸透してきています。守備の強度も凄く求めてくるので、明日はしっかり出していきたいです」と、監督のサッカーを鹿島線で出していきたいとした。

会見後のトレーニングでは通常のメニューをハードにこなしていた三笘。ミニゲームでは左ウイングを任されており、プレーには問題はないようだ。

ケガの具合に関しては「腰のケガで、シーズン中に復帰できれば良かったんですが、長引いてしまってシーズン中にプレーできませんでした。プレシーズンに向けてやろうと計画してリハビリをしました。ボールを蹴り始めたのはシーズンが終わってからで、個人で少しずつ蹴り始めました」と、思っていたよりも時間がかかったとコメント。「去年のシーズン中は少しずつ走り始めたか、外で動き始めたぐらいです。徐々に徐々に上がってきた印象です。今もまだまだシーズンに向けてやることはたくさんありますけど、しっかりとプレーできる状態になっています」と、今は動ける状態だとした。

多くのファンが久々に三笘のプレーを生で観戦しに来る状況だが、「監督が求めるものと、ファン・サポーターが求めるものは違うと認識しています。僕自身はシーズンに向けて個人として監督の信頼、チームの信頼を得ていかなければいけないので、やるべきことをやりたいと思います」と、ファン・サポーターが求めるもの以上にやるべきことがあるとコメント。ただ、「皆さんの僕の印象はドリブルや仕掛けで見たいと思うので、そういうシーンも出せれば出したいですが、チームが勝つためのプレーしないといけないと思っています」と、チームプレーをする中でも、しっかりと特長を見せていきたいとした。

ポジションについても「監督は色々なフォーメーションを試すと思いますし、まだ僕たちの練習の中で試していないこともシーズン中にやると思います」と語り、「後ろを4枚だったり3枚だったりと変えてプレーすると思いますが、僕自身はサイドのところで求められているので、ウイングから仕掛けたり一対一の局面を作ったりする中でのプレーが求められていると思います・ハーフスペースや中でプレーすることも今後あると思うんですが、基本的には左サイドでプレーすると思います」と、トレーニングでも左ウイングやインサイドに入ってのプレーなどを見せていたが、大きくはこれまでと変わらないようだ。

ケガに苦しんだ2023-24シーズンを考えれば、今シーズンはしっかりと結果を残したいところ。「残り1カ月でどんどんコンディションを上げて、存在感を出して、スタメンを確保していかなければならないと思うので、大事な2試合になると思いますし、チームが勝つためのプレーを明日(鹿島アントラーズ戦)とヴェルディ戦で出さないといけないです」と、このジャパンツアーでアピールしたいと語り、「やるべきことは基本的には変わらないですし、今までやってきたことを積み上げて、できなかったことをチャレンジしてできるようにすることで、能力を上げることしかできません。毎日やることでシーズンの結果につながると思いますし、今回のツアーは日本人の方に楽しみしてもらえていることは嬉しいですが、自分としてはチームの中でスタメンを確保しなければいけないという意識が強いので、そこを意識したいと思います」と、しっかりと新シーズンを見据えたパフォーマンスを見せたいとした。

また、今シーズンはMF鎌田大地(クリスタル・パレス)、DF菅原由勢(サウサンプトン)が加入し、現時点で5名がプレミアリーグでプレーすることに。過去にない多さとなっている。

「菅原選手、鎌田選手がプレミアリーグに入ってきました。プレミアリーグは世界最高峰のリーグであることは間違いなく、そこで僕自身も対戦できることは凄く嬉しいです」

「5大リーグ、プレミアリーグに参加する選手が増えて来れば、日本代表の底上げにもなると思いますし、そこで得られるものは日本代表に還元できればと思います。毎シーズン毎シーズン結果を出さないと生き残れないと思うので、しっかり準備して臨みたいと思います」

プレミアの厳しさも体験している三笘。久々にピッチで躍動する姿を国立のファンの前で見せてもらいたい。

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