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「悔やんでる暇はない」女王・スペインに敗れたなでしこ、熊谷紗希はブラジル戦へ切り替え「できることを全てやる」

超ワールドサッカー / 2024年7月26日 9時20分

写真:Getty Images

なでしこジャパンのキャプテンを務めるDF熊谷紗希が、パリ・オリンピック初戦のスペイン女子代表戦を振り返った。

25日、パリ・オリンピックの女子サッカーが開幕。なでしこジャパンは、2023年の女子ワールドカップ(W杯)女王のスペインと対戦した。

女子W杯で対戦した時は4-0で勝利したなでしこ。しかし、試合に向けてはDF北川ひかる、MF林穂之香がバックアップメンバーと入れ替わるなど、イレギュラーな形での試合スタートとなった。

立ち上がりからスペインの攻勢に対して、日本は守備を固めながらもボールを繋いでいく戦い方を見せると、相手のラインが高くなったところで、ロングボールを蹴ってカウンターを狙うという形で攻めていった。

何度かゴールに迫る機会があった中、13分にボックス手前でFKを獲得すると、藤野あおばが強烈な一撃を直接叩き込み日本が先制。しかし、22分には細かくパスを繋がれると、アイタナ・ボンマティが絶妙にオフサイドラインを突破し、同点に追いつかれる。

日本は守りを固めて行く戦いが続く中、それでも耐えていくと、74分には左サイドからの崩しを、最後はマリオナ・カルデンティに決められてしまい逆転を許すことに。清水梨紗が負傷するなど苦しい事態となった中、2-1で黒星スタートとなった。

試合後、熊谷がフラッシュインタビューに応じ、敗戦を悔しがりつつも、中2日でやってくる次戦へ目を向けた。

「なんとしても勝ち点1欲しかったところですが、耐え切れずというか、勝ち点を落としたことは凄く残念ですけど、中2日で次の試合が始まるし、落ち込んでいる暇はないので、次の試合に向けて良い準備をしていきたいです」

前半は押し込まれる時間が長かった中、後半は改善されたが「相手のインサイドハーフに対してなかなか出て行くことができなかったので、自分たちの形を変えて出やすくしました」と、[4-4-2]のシステムから立ち位置を変更したことを明かした。

初戦はこれで黒星。次戦は28日にブラジル女子代表と戦う。熊谷は、しっかりと切り替えて勝利を目指すとした。

「悔やんでいる暇はないので、次に向けて何としても勝ち点を取りに行く、予選突破に向けて自分たちができることを全てやるだけかなと思います」

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