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「また日本に来れて嬉しい」、神戸戦で3年ぶり日本で指揮のポステコグルー監督…「信念は何も変わっていない」と攻撃的スタイル約束

超ワールドサッカー / 2024年7月26日 21時35分

写真:©超ワールドサッカー

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がヴィッセル神戸戦の前日会見を行った。

現在、東アジアでのプレシーズンツアーを行っているトッテナムは27日、国立競技場で行われる『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』で、昨シーズンのJ1王者である神戸と対戦する。

横浜F・マリノスを率いていた2021年以来となる日本の地での指揮となるオーストラリア人指揮官は、「また日本に来ることができてとても嬉しい」と第一声。「ここ数日、非常に良いトレーニングをすることができたし、チームとしてもハードワークをしてきた。もちろんコンディションとしては気候も暑くて、いろいろ大変だが、明日の試合を楽しみにしている。そして、新しい国立競技場でプレーすることがことができているということ。そして、神戸もトップチームで、そういった相手と対戦できることを楽しみにしている」と、久々の日本での試合に向けた思いを語った。

来日以降も連日の厳しいトレーニングで選手たちを追い込むポステコグルー監督は、「常にいつもと同じことをしていく。常に自分たちのサッカーを向上させていく、改善するための努力をしていくということ」と、プレシーズンの期間のトレーニングの狙いを説明。

「ただ、環境は違っていて、そういった違った環境、トレーニングの条件の中で、そこにうまく順応していく。そして、適応していくということが大切であると思っている。新しい環境というのは慣れるのになかなか時間がかかる。私自身、日本に初めて来たとき、『コンニチハ』と覚えるのに、何年かかったかという感じだ(笑)」

「今の時期がとてもいいのは、そういったシーズン中とはちょっと違った環境の中で、いろいろ試すことができる。そして、これをチャンスだと捉え、そういったチャンスを逃がさずに、チームとして向上、改善できるようにしていきたい」

「シーズンが始まってしまったら、大変な試合の連続で、なかなか違った角度から見るということもできないし、せっかく今回はイングランドを離れるということができていて、違ったアプローチ、アプローチを変えていくという意味でも、とても重要だ。そして、到着してすぐダブルセッションを行ったし、本当にプレーヤーに対してはハードにプッシュしたが、そういったことをすることによって、よりチームとして作り上げていきたい」

今回の神戸戦を含めてこのプレシーズンは来シーズンの戦いに向けた礎のひとつとなるが、「チームとしては進化、改善を続けていかなければいけない。昨シーズンはそこそこのシーズンであったが、昨年を通してしっかりとチームとしての基盤は整ってきている。さらなる発展を今年のシーズンは目指す」と来る新シーズンへ意気込む。

また、日本を離れスコットランドを経て、たどり着いたイングランドの地で奮闘を続けるポステコグルー監督は、ここまでの3年間を踏まえて改めて個人としての目標についても語っている。

「私の信念は全く何も変わっていない。今は世界で最も難しいリーグ、プレミアリーグで戦っているわけだがど、本当に競争も激しい。ただ、このリーグにおいても日本のときと同じようにインパクトを作り出せるというふうに思っている。横浜とトッテナムはある意味で似たような状況にある。私が就任したときに横浜は15年ぐらい、優勝できずにいた。それと同じような状況にトッテナムもあり、同じやり方で結果を出していきたい。その上で運がよければ、来シーズン狙っていきたい」

試合から離れた部分ではクラブとしてのジャパンツアーの意義についても言及。「プライオリティーは、しっかりシーズンに向けて備えること」とフットボール面での調整を重視しながらも、日頃の支援に対する感謝、日本市場開拓というクラブとしての戦略においても重要な意味を持つと主張する。

「我々にとってこのツアーは、とても重要なもの。やはりこういったアジア、日本でもチームはサポートをしてもらっているし、そのサポートに対して感謝をする。そして支部もあるので、その支部ももっとチームとしては伸ばしていきたいと思っている。そういった意味でも、我々のチームを生で見てもらうということがとても大切だ」

「そして、フットボールクラブとして、こちらのコミュニティにもしっかりと存在感をアピールしていくということが大切。トッテナム・ホットスパーというフットボールクラブが今後もグローバルでどんどん成長し続けるということが大切であり、このアジアで今力強く皆さんのサポートをいただき始めていて、その支援に感謝をするということがひとつ、そしてチームとして今後も成長していくということがとても重要であると考えている」

また、東アジア遠征中ということもあり、新戦力補強に関しては日本人選手や先日に報じられた江原FCのU-17韓国代表FWヤン・ミンヒョク絡みの質問も飛んだ。当然のことながら、個別の案件に対して明言は避けたが、アジア人選手への高い評価を語った。

「新戦力補強に関しては、なかなかまだ情報が出揃ってないということもあり、忸怩たる思いというところ。まだ、努力を続けている状況。こういった新戦力の獲得というのは、やはり忍耐力が非常に必要である。タイミングの問題もある。例えば、そのタイミングが早すぎたり、あるいはその理想的なタイミングで、必ずしも獲得できるということではない。ただ、そこでうまくいかないからといって当初目的としていたプレーヤーから変えるとか、すぐに諦めてしまうというのは違う。タイムラインも設定せず、そこはこちらのコントロール外のところでもあるので、忍耐強く。最初にターゲットにしようとしたところから照準をそらさずに、忍耐強くアプローチしていきたい」

「(日本人選手への関心)我々は常に優秀なプレーヤーを求めて探し続けている。日本には4年近くいて、Jリーグに馴染みもある。Jリーグがいかにいいリーグであるかということもわかっているし、非常にクオリティの高いリーグであると思っている」

「世界レベルのプレーヤーをすでに日本は輩出している。例えば、プレミアムリーグではブライトンの三笘選手のように、既に活躍しているプレーヤーや、セルティックにも3、4人のプレーヤーがいる。我々は常にそういった優秀なプレーヤーを探していて、日本人プレーヤーで求めているプレーヤー、狙っているプレーヤーがいるかということに関して、答えはイエスでもないし、ノーでもない」

「(ヤン・ミンヒョクへの関心)Kリーグが非常に高いクオリティのリーグであるということは認識しているし、セルティックでも何人かの韓国人プレーヤーを獲得した。また、今我々の抱えているソン・フンミン。キャプテンも務めていて、個人としても本当に優れた人間だと思っている。同じように今後もというふうな考えはあるが、ちょっとこの場でいろいろと話をするのは難しい」

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