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10人のウクライナがモロッコに劇的勝利!グループBは混戦で最終節へ【パリ五輪】

超ワールドサッカー / 2024年7月28日 2時15分

写真:Getty Images

パリ・オリンピック(五輪)グループB第2節のU-23ウクライナ代表vsU-23モロッコ代表が27日に行われ、2-1でウクライナが勝利した。

初戦でU-23イラク代表に敗れたウクライナは、その試合のスタメンからタロヴェロフをサリュクに変更以外は同じスタメンを採用。シカンとクリスキフを2トップに据えた[4-4-2]で試合に臨んだ。

一方、大混乱となった初戦のU-23アルゼンチン代表戦を勝利したモロッコは、その試合のスタメンからアコマックをエズ・アブデに変更。初戦で2ゴールを挙げたラヒミを最前線に据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。

立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、22分にウクライナが先制する。ドリブルでボックス左手前まで持ち上がったマルチニュクのパスをボックス左横でブラハルが収めると、カットインからの切り替えしで相手DFを振り切り、折り返しを供給。これをクリスキフがワンタッチでゴール左隅に流し込んだ。

先制したウクライナは、31分にも左サイドを持ち上がったブラハルのクロスからファーサイドのクーランがドンピシャヘッドで合わせたが、これはGK ムニルの好セーブに阻まれた。

1点ビハインドで前半を終えたモロッコは、後半立ち上がりから猛攻を仕掛けると59分にチャンス。中盤からのスルーパスでDFの裏に抜け出したラヒミがボックス内でサリュクに倒されると、主審はPKを宣告。

さらにサリュクのファウルがオンフィールド・レビューの対象となると、カードがイエローからレッドに変更され退場処分に。このプレッシャーのかかるPKをラヒミは冷静にゴール左隅に突き刺した。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、拮抗した展開が続く。このまま試合終了かと思われたが、終了間際にスコアが動く。99分、ウクライナはルブチンスキーのスルーパスでボックス右に抜け出したフェドルがダイレクトクロスを供給すると、中央のクラスノピルが倒れ込みながらワンタッチで流し込み、土壇場で勝ち越しに成功した。

結局、試合はそのまま2-1でウクライナが勝利。この結果、グループBは全チームが勝ち点3で並ぶ、混戦で最終節を迎えることとなった。

U-23ウクライナ 2-1 U-23モロッコ
【U-23ウクライナ】
ドミトロ・クリスキフ(前22)
イホル・クラスノピル(後54)
【U-23モロッコ】
ソフィアン・ラヒミ(後19[PK])

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