エジプトがターンオーバー敢行のスペインに勝利、逆転で首位通過【パリ五輪】

写真：Getty Images

パリ・オリンピック(五輪)グループC最終節、U-23スペイン代表vsU-23エジプト代表が30日に行われ、1-2でエジプトが勝利した。

3日前のU-23ドミニカ代表戦を3-1で快勝して2連勝としグループステージ突破を決めたスペインは、引き分け以上で首位通過となる中、ドミニカ戦のスタメンからオロス以外の10選手を変更して臨んだ。

一方、U-23ウズベキスタン代表を1-0で退けて1勝1分けとした2位エジプトは、引き分け以上で決勝トーナメント進出となる中、ウズベキスタン戦同様のスタメンで臨んだ。

立ち上がりからボールを持ったスペインは7分、CKからパチェコのヘディングシュートでゴールに迫った。その後もスペインがボールを保持すると、18分にはプビルのコントロールシュートが左ポストに直撃。

守勢のエジプトは22分、コカのミドルシュートで牽制した中、前半半ば以降は互いに引き分けで御の字ということもあってリスクを冒しきらない展開が続く。

しかし40分、エジプトが個人技で先制する。ロングボールでDFと入れ替わったジゾが右サイドを仕掛けて中へパス。ペナルティアーク中央のアデルが見事なダイレクトコントロールシュートをゴール左へ流し込んだ。

迎えた後半、2選手を交代したスペインだったが、62分にミスから追加点を許す。パチェコのバックパスをアデルにカットされ、そのままゴールを許した。

このままでは2位通過となるスペインはフェルミンとバリオスを投入。74分には3失点目のピンチを迎えたが、GKイトゥルベが好守で阻止。

すると82分にはCKからフリーのカメージョがヘディングシュートを狙ったが枠を捉えきれず。その後、90分にオモロディオンがヘディングシュートを決めて1点差に迫ったスペインだったが、12分の追加タイムを凌いだエジプトが2-1で逃げ切り。逆転での首位通過を決めている。

U-23スペイン 1-2 U-23エジプト
【U-23スペイン】
サム・オモロディオン(後45)
【U-23エジプト】
イブラヒム・アデル(前40)
イブラヒム・アデル(後17)