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開催国フランスが全勝突破! 準々決勝はアルゼンチンとの強豪対決に【パリ五輪】

超ワールドサッカー / 2024年7月31日 3時59分

写真:Getty Images

パリ・オリンピックのグループA最終節のU-23ニュージーランド代表vsU-23フランス代表が30日に行われ、フランスが0-3で快勝した。

前節、U-23アメリカ代表に1-4の大敗を喫して1勝1敗の3位に転落したニュージーランドは逆転での決勝トーナメント進出を懸けて、勝利必須の開催国との最終戦に臨んだ。

一方、金メダル候補としてグループステージ2連勝で首位のフランスは引き分け以上で首位通過が決まる状況。そのため、ティエリ・アンリ監督はラカゼットやオリーズ、バデら主力をベンチに置いて控え中心のメンバー構成で臨んだ。

マテタとルケバを除く9人を入れ替えたものの、地力で勝るフランスが優勢に進めていく。立ち上がりからドゥエやマテタを、カリムエンドと前線の選手が効果的にフィニッシュまで持ち込んでいくと、試合序盤に先制点が生まれる。

19分、ショートカウンターの形からボックス付近で仕掛けたシェルキがDFに引っかけられるが、こぼれ球がDFに当たってゴール左のスペースに流れると、これに素早く反応したマテタが冷静に左足で流し込み、今大会3試合目にして待望の初ゴールを挙げた。

先制後は引き続きボールを保持してゲームをコントロールしながらチャンスとあらば、前線の選手が積極的に足を振っていくフランス。これに対してニュージーランドはミドルシュートやセットプレーから幾つか際どいシーンを作り出したが、最後の精度を欠く。

前半終盤にかけてギアを上げたフランスはシェルキのボックス付近での仕掛けやディウフの強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたが、追加点を奪うまでには至らなかった。

迎えた後半、ニュージーランドがハーフタイム明けにファン・ハッタムを下げてベイリスを投入し、よりリスクを冒して前に出る入りを見せた。

だが、先に決定機を作り出したのはフランス。56分、ボックス右で仕掛けたシェルキの絶妙なショートスルーパスに反応したカリムエンドがゴール前で右足を振り抜くが、ここは相手GKの好守に阻まれた。

以降もチャンスを作りながら2点目が遠いホスト国だったが、後半半ばを過ぎて畳みかける。まずは71分、ディウフの果敢な攻撃参加からゴール前で混戦を作ると、最後はデジレ・ドゥエが落ち着き払ったフィニッシュワークでDFを外してゴール至近距離から右足シュートを流し込む。

さらに、74分にはカウンターからオリーズ、ドゥエとボックス付近でボールを繋ぐと、ボックス左でルーズボールを収めたカリムエンドがニア下へ右足シュートを流し込み、決定的な3点目を奪った。

その後、一矢報いたいニュージーランドの反撃を危なげなく凌ぎ切ったフランスが、グループステージ3戦連続クリーンシートで試合をクローズした。

そして、グループステージ全勝突破を決めたフランスは8月2日に行われる準々決勝でグループBを2位通過したU-23アルゼンチン代表と対戦する。

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