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「ホームの雰囲気を感じて楽しみながら貢献したい」…東京Vの松村優太が広島戦での公式戦デビューへ準備万端

超ワールドサッカー / 2024年8月6日 20時15分

写真:©超ワールドサッカー

東京ヴェルディのMF松村優太が新天地での公式戦デビューへ準備万端だ。

今夏の中断期間に鹿島アントラーズからの期限付き移籍で東京Vに加入した松村。先月24日にチームに合流すると、その4日後に行われたブライトンとのフレンドリーマッチで新天地デビューを果たした。

そのデビュー戦では約2カ月ぶりの実戦に加えて初挑戦の右ウイングバックでプレーした影響もあり、「全然ダメだった」と厳しい自己評価を下したが、その一戦から10日後の8月7日に行われる明治安田J1リーグ第25節サンフレッチェ広島戦に向けてしっかりと状態を上げてきている。

鹿島時代と異なり、フルピッチでの紅白戦など実戦形式のトレーニングに加え、ブライトン戦後に練習試合にも出場して試合勘やゲーム体力を養ったこともあり、松村は自身の状態が徐々に上がつつあることを実感している。

「確実に言えるのはブライトン戦よりも、この前の練習試合の方が確実によかったです。そこでの1試合をあの強度でやれたことや、こうやって日々厳しいトレーニングをやることによって状態が上がってきている」

「まだ来て2週間ぐらいなので、まだまだ100%と言われればそうではないと思いますけど、感触は悪くないですしもっともっとよくなってくると思います」

また、今週の公開練習では攻撃のトレーニングで正確なクロスから鹿島の同期でもあるFW染野唯月のゴールを演出するなど、連携の部分でもいい感触を得ている。

「元々人見知りするタイプでもないですし、このチームは全体的に年齢も近いというのもありましたし、コミュニケーションの部分というのは全然問題なくできています。だからこそ、もっと話して吸収するところだったり、合わせるところというのをやっていければよくなっていくと思います」

「(ウイングバックでは)わりと抜け出すシーンや仕掛けるシーンも多くなると思いますし、クロスというのはひとつ自分の武器として持っているものなので、中にいるソメ(染野)や木村選手、山田(剛綺)選手はジャンプ力やヘディングが強い選手なので、そこをもっと合わせていければ、しっかり得点源になれるのではないかなと思っています」

ブライトン戦に続き新天地での公式戦デビューが期待される広島戦に向けては、「わりとマンツー気味で激しくプレッシングしてきますし、ボールを奪った後のカウンターだったりも鋭い」と対戦相手の印象を語りつつ、「自分だけにフォーカスすると、まず一対一のところで負けない、やらせない。しっかりカウンターに対しても戻り切るところ。あとはカウンターをさせないために攻撃でやり切るところというのは意識していきたい」と、個人としてのポイントについても言及している。

もちろんいきなりのスタメン起用の可能性もあるが、現状でのメインタスクは主に攻撃における“ゲームチェンジャー”の役割。とりわけ、ミラーゲームにおいて松村のスピードと突破力は局面打開という部分でチームにとって大きな武器となる。

自身の役割を理解する背番号47は「1枚ずれればイレギュラーになると思うので、そこで1人で単独で剥がすことができれば、相手もずれないといけない。それがよりアタッキングサードの最後のところであれば、より相手も慌ててずれてくる。そうすれば、クロスだったりで空いてくると思うので、そこはもう勝負できる場面があれば、積極的に仕掛けていきたい」と、臆せずにチャレンジする構えだ。

味の素スタジアムでの初のホームゲームに向けては「まず初めてヴェルディでのホームゲームを戦うというところで、しっかりその雰囲気だったり、ファン・サポーターの皆さんの力というのを感じて楽しみながら、しっかり貢献できるようにしたい」と、新天地での公式戦デビュー戦を白星で飾るべく全力を尽くしたいと意気込んだ。

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