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JPFAが選手のプライバシー保護に関する声明、吉田麻也会長「心無い誹謗中傷がなくなっていくことを願っています」

超ワールドサッカー / 2024年8月13日 13時30分

写真:©超ワールドサッカー

日本プロサッカー選手会(JPFA)は13日、選手のプライバシー保護に関しての声明を発表した。

現在はメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーでプレーし、日本代表のキャプテンとしても活躍した吉田麻也が会長を務めるJPFA。メディアの報道やSNSなどでサッカー選手のプライベートな情報が晒されている事態を受け、声明を発表した。

「メディア報道SNSで、我々サッカー選手のプライベートな情報が出されることが増えています。選手や家族の個人情報や収入、交際相手など、出される情報は様々です。事案によっては騒動を理由に活動の自粛を求められ、選手だけでなく、家族も含め、根拠のない誹謗中傷にさらされることもあります」

「最近も、選手個人の住所が特定され、嫌がらせをされたり、引っ越しをせざるを得なくなったケースもありました。海外でプレーする選手も増えてきましたが、日本と比較して、現地で選手や家族のプライバシーがさらされることはあまり聞かれません。著名人であったとしても、プライバシーに対する一定の理解があるためと考えられます」

「我々も、 露出する立場でもあるので行動に気をつけなければならないことはもちろんですが、皆さまと同様に、1人の社会人として、プライバシーはありますし、プライバシーはどのような立場の人間であっても尊重されるべきです。プレーに関して様々なご意見をいただくことはあっても、プライベートは別の問題です。 日本でも、以前、著名なサッカー選手の生い立ちや子どもの頃の写真などを掲載した書籍は、プライバシー侵害として出版差し止めになり、損害賠償が認められています。交際に関する写真にプライバシー侵害による損害賠償が認められたこともありました」

「我々も、もちろん他人のプライバシーを尊重しますが、メディアやSNS、インターネットなどでも、我々のプライバシーを尊重していただきたいと考えています。日本プロサッカー選手会は、プライバシー尊重の面でも日本が世界に近づけるよう、今後、著名人のプライバシーが尊重される社会の実現を目指して活動してまいります」

また、吉田会長も今回の県についてコメント。サッカーに限らず、今回のパリ・オリンピックでもサッカー以外の競技の選手に対する誹謗中傷やプライベートの報道がなされていたことを受け、プライバシーの侵害についても今一度考えてもらいたいと訴えた。

「ネット社会が大きくなるにつれ、著名人のプライバシーがさらされることが増えています。家族や周りにいる方々のプライベートまでがさらされて、被害を受けるケースまであります。私自身も、サッカー選手だけでなく、アーティストや経営者の方々からも、日本でプライベートに危険を感じた話もお聞きしたこともありました」

「今回のオリンピックでも、アスリートはプレーでいろいろな注目、批評を受けますが、一方で、心無い誹謗中傷や、プレーに関係しないプライベートに関する報道なども見られました。アスリートは結果のためにすべてを賭けてやってきていますが、結果が出ないこと、ミスが出てしまうことはあります。このような時の誹謗中傷や興味本位のプライベート報道ほど、アスリートにとって辛いことはありません」

「私たちJPFAの声明を多くの皆様に知っていただき、アスリートに対してだけでなく、著名人全体のプライバシー侵害や、心無い誹謗中傷がなくなっていくことを願っています」

「そして、この度はオリンピックサッカー男女日本代表への応援ありがとうございました。Jリーグも再開し、欧州リーグ、WEリーグも開幕していきます。皆様の心温かい声援にこたえられるよう、頑張っていきたいと思います」

選手個人が自身のSNSなどで投稿している情報ではなく、街中での盗撮や偶然遭遇した際の出来事など、公にしていない情報はプライバシーの侵害に。また、プレーの面であっても誹謗中傷は許されるものではなく、Jリーグ等でも散見される事案だけに、今一度考え直すべきことは多いだろう。

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