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そりゃ確かに「優勝」って言葉は封印したほうがいい……のか?!の巻/倉井史也のJリーグ

超ワールドサッカー / 2024年8月31日 11時30分

写真:©超ワールドサッカー

おお、町田ゼルビアの黒田剛監督が「『優勝』って言わない」宣言したじゃないですか。かなり意識してるって感じ?的な?

ただね、本当に言えないと思うんです。ってのが、今年は想像以上に団子状態ですよ。いつひっくり返ってもおかしくないんです。なぜかって?それはこの数字を見てもらえば。例の如く、18チーム構成になった2005年以降で2ステージ制だった2015年と2016年は除外してます。

2005年:G大阪/勝点60/平均1.76
2006年:浦和/勝点72/平均2.12
2007年:鹿島/勝点72/平均2.12
2008年:鹿島/勝点63/平均1.85
2009年:鹿島/勝点66/平均1.94
2010年:名古屋/勝点72/平均2.12
2011年:柏/勝点72/平均2.12
2012年:広島/勝点64/平均1.88
2013年:広島/勝点63/平均1.85
2014年:G大阪/勝点63/平均1.85
2017年:川崎/勝点72/平均2.12
2018年:川崎/勝点69/平均2.03
2019年:横浜FM/勝点70/平均2.06
2020年:川崎/勝点83/平均2.44
2021年:川崎/勝点92/平均2.42
2022年:横浜FM/勝点68/平均2.00
2023年:神戸/勝点71/平均2.09

ということで、近年優勝チームの1試合あたりの平均勝点が2点以上というのが続いてるんです。で、今はどうかというと、

1位:町田/勝点54/試合数:28/平均1.93
2位:広島/勝点52/試合数:28/平均1.86
3位:神戸/勝点49/試合数:28/平均1.75
4位:鹿島/勝点48/試合数:28/平均1.71
5位:G大阪/勝点48/試合数:28/平均1.71
6位:横浜FM/勝点41/試合数:28/平均1.46
7位:福岡/勝点38/試合数:28/平均1.36
8位:C大阪/勝点38/試合数:28/平均1.36
9位:FC東京/勝点38/試合数:28/平均1.36
10位:東京V/勝点38/試合数:28/平均1.36
11位:名古屋/勝点37/試合数:28/平均1.32
12位:新潟/勝点36/試合数:28/平均1.29
13位:浦和/勝点35/試合数:26/平均1.35
14位:川崎/勝点34/試合数:27/平均1.26
15位:京都/勝点34/試合数:28/平均1.21
16位:柏/勝点33/試合数:27/平均1.22
17位:湘南/勝点29/試合数:28/平均1.04
18位:磐田/勝点28/試合数:28/平均1.00
19位:鳥栖/勝点24/試合数:28/平均0.86
20位:札幌/勝点22/試合数:28/平均0.79

と、かなりのロースコア。つまりそんなに圧倒的なチームがないってことなんです。では、ロースコアだった時ってどれくらいのチームに最終節の1試合前まで優勝の目が合ったかというと、

※2005年:C大阪、G大阪、浦和、鹿島、千葉
2006年:浦和、G大阪
2007年:浦和、鹿島
※2008年:鹿島、名古屋、川崎
※2009年:鹿島、川崎
2010年:名古屋のみ
2011年:柏、名古屋、G大阪
※2012年:広島のみ
※2013年:横浜FM、広島、鹿島
※2014年:G大阪、浦和、鹿島
2017年:鹿島、川崎
2018年:川崎のみ
2019年:横浜FM、FC東京
2020年:川崎のみ
2021年:川崎のみ
2022年:横浜FM、川崎
2023年:神戸のみ

ね? 2012年の広島を除いて最終節の直前まで3チームぐらいは優勝に絡んじゃうんですよ。だからとてもまだ「優勝」なんて口に……口に……いや、やっぱりここは大口叩いて優勝目ざすってのも新しくていいんじゃないですかね。あ?炎上しちゃう?


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